@新宿文化センター大ホール。

オール・ベートーヴェンプログラム。

1. 序曲「レオノーレ」第3番
2. 交響曲第6番「田園」
3. 交響曲第5番「運命」

物量を誇るアマオケのプログラムが、
全部古典派というのも珍しいのだけれど、
この曲目で、しかも無料で聴けるなら、そりゃ満員になる。

あそこまで長蛇の列で並んだのは初めてかもしれない。

相変わらず、というか、最近のアマオケの演奏レベルは高い。

特に今回の場合は、正直それほど難しい曲ではないのと、
やはり曲が素晴らしい、もう一度言いますが、曲が素晴らしいので、
上手く聞こえてしまう、というのも、ある。

「田園」は特に第一楽章、
アクセント控えめでレガートをたっぷり効かせていたのが、
印象的だった。

「運命」は、僕の好きな第二楽章、
中・低音弦によるテーマの後に、
高音弦が「ラードミーード」ってかぶせてくるところ、
あそこがモヤモヤしてしまっていたのが、ちょっと残念。

あとは、どうしても気になるのが、
フィナーレへのブリッジの部分。

あのヴァイオリンのフレーズは、
やっぱり音程が取りづらいのかなぁ。

でも、いつも通り木管は安定しているし、
弦も少数精鋭という感じで、
今回はアンサンブル重視だったのだろう。

これで無料(しかも家から徒歩5分)なので、100%満足。