2016年8月

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diary 2016/08

・2016年8月31日(水) 南西あたりの空の低い位置、おとめ座としし座の間ぐらいの所に、 水星、木星、金星が集まっているという状況は、 迷信深いわけではない自分でも、あまり気持ちの良いものではない。 そして少し離れたところでは、火星とアンタレスという二つの赤星が接近しているのというのも、 どちらかと言えば、気味が悪い。 ・2016年8月30日(火) 「役場」と「焼き場」は、ちょっと母音が異なるだ […]

「厚黒学」(李 宗吾)

著者の李宗吾は、中国四川省の出身で、 科挙試験に次第して官吏となったが、 腐敗した環境に愛想を尽かして隠遁し、 もっぱら執筆にふけったという、「いかにも」な人。 この書は、清朝末期に刊行され瞬く間にベストセラーとなり、 日本では「厚黒学」は「ずぶとく はらぐろい がく」と訳されている。 タイトルどおり、大物になるためには、ヤワな生き方ではダメで、 何事にも、図太く腹黒く、したたかに物事に当たるべし […]

「第一阿房列車」(内田 百間)

  百間先生が、相棒のヒマラヤ山系とともに、 鉄道で全国を無目的で旅するエッセイ風小説。 この「阿房列車」シリーズは、 鉄道マニアの間では聖典の如き扱いを受けていると、 以前どこかで聞いたことがある。 なるほど、ここに書かれている百間先生の旅には、 ことごとく目的がない。 それは単に長時間列車に揺られることで、 非現実の空間に浸りたいという、欲望むき出しの「移動」である。 そして列車の中 […]

映画「セブン」

  こんな映画史上に残る傑作を、 今更ここで紹介するのもどうかと思われるかもしれないが、 そもそもこのブログは、自身の行動のアーカイヴ的に始めたものなので、 あらためてDVD鑑賞した記録としてここに記しておこう。 久々に鑑賞して、あらためて感心させられた点を挙げてみる。 まずは質感。 全体的な湿度感というか、ジメジメした感覚が、 生理的にまとわりついてくる。 この感覚を出すためだけでも、 […]

「酒縁歳時記」(佐々木 久子)

  お酒を仲立ちとした、 人、料理、土地などとの「縁」を描いたエッセイ。 決して、酒自体のことを詳しく書いているわけではないし、 しかもそれが飲んだことのない銘柄にもかかわらず、 読むことでその味が舌の上に蘇るようで、 一流の文章とはこういうものかと、とても感心させられた。 男性の書き手だったら、もっと理屈っぽくなっていただろう。 女性で、しかも俳人でもあるこの作者であるからこそ、 鋭い […]

三味線消音法

夜遅くに三味線を弾きたいけれども、隣近所が気になって・・・ という人は多いはず。 我が家も23時までは楽器OKなのだが、 どうしてもそれ以降も弾きたいときがある。 そうしたときに、オススメしたい消音法のご紹介。 ただこの方法は、単独だとあまり意味がなく、 忍び駒やこぱ式忍び駒と一緒に用いると効果的な、補助的な方法だと思っていただきたい。 至極カンタンで、下の写真のように、上駒の下の部分にゴムのシー […]

映画「SPY/スパイ」

  小型核爆弾の密売を防ぐCIAエージェントの活躍を描く、アクション・コメディ。 オープニングからして、007シリーズのパクリであることがプンプン臭ってくるが、 そんなことは途中からどうでもよくなって、 テンポのよいおバカ映画としてそこそこ楽しめる。 本来は内勤のエージェントだったのに、いつの間にか現場に配属されることになった、 メリッサ・マッカーシー演じる女主人公のコミカルな活躍が最大 […]

「わたしの嫌いなクラシック」(鈴木 淳史)

  「好き・嫌い」というのは、便利な表現方法である。 「良し・悪し」で物事を判断してしまうと、 今度はその判断自体が正しいかどうかの議論になってしまうけれど、 「好き・嫌い」というのは、 完全にその人の主観なので、誰も立ち入ることはできない。 ましてやそれが芸術分野のことになれば、 千差万別、十人十色、蓼食う虫も好き好き、というやつで、 何を好きだろうが嫌いだろうが、あぁ、そうですか、と […]

「日本古代呪術」(吉野 裕子)

  「呪術」などというと、随分おどろおどろしく聞こえるが、 「陰陽五行思想」と「性」によって、 日本古代史の意味を再解釈しようというのが、この本のテーマである。 ご存知のとおり、日本という国は、よそから来た文物なり風習なりを、 いとも簡単に変質して取り込んでしまうという性質があるため、 古代から残る伝統や芸能、文学、遺跡等を解釈する際には、 その根底にある複雑に絡み合った思想を解きほぐさ […]

「ヒトはどこまで進化するのか」(エドワード・O・ウィルソン)

  ひとつひとつのトピックスは面白いのだけれど、 一冊の本として全体を眺めたとき、 果たして何を伝えたかったのかが、正直よく分からない。 普通に読めば、 「人文科学」と「自然科学」の統一、ということなのだろうが、 それにしては論旨が弱いし、 まぁ、カタいことを言わずに、気軽な科学エッセイとして読めば、 それなりには楽しめるといったところか。 たぶん、語ろうとしていることは重いのだけれど、 […]