2020年8月

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diary 2020/08

・2020年8月31日(月) 目薬を差そうと思い、 天を仰いで腕を振り上げた瞬間、 勢い余って手に持った目薬が、 そのまま頭の遥か後方へと投げ出されることが、 少なからず、ある。 ・2020年8月30日(日) 昨夜20時ごろ、南南東の空、 いて座のお尻に位置する、 満月に近い月(-12等)を中央にして、 右に木星(-2.5等)、左に土星(0.3等)が近接し、 なかなか見応えのある光景だった。 あそ […]

「〈うた〉起源考」(藤井 貞和)

感想を一言で表すならば、 「ダマされた」。 このタイトルで、 4,000円を超える大著(?)、 しかもこの著者と出版社ということもあり、 和歌の起源を追究する、 堂々たる論考かと思いきや、 読んでいる途中で、 章と章との連続性のなさに不審をおぼえ、 調べてみると、 和歌に関する独立した文章を、 各章として寄せ集めただけのものだった。 そうなると、全31章というのも、 和歌の「三十一文字」になぞらえ […]

映画「パリ、憎しみという名の罠」

2017年のフランス・ベルギー合作による、 クライム・サスペンス。 父から継いだ会社を経営する主人公。 負債が莫大となり会社を畳むが、 「炭酸ガス排出枠」を、 海外のダミー会社を通して売却することで、 脱税による利益を生むことに気づき、 一発逆転に成功する。 公私ともに順調かと思われたが、 汚い金には汚い奴等がたかるもので、 幸せの期間はあっという間に終わり、 再び奈落の底へと落ちることになる…。 […]

百人一首替へ歌(No.22)

第四十三番歌 【原歌】 逢ひ見てののちの心にくらぶれば 昔はものを思はざりけり (権中納言敦忠) 【替へ歌】 恋心打ち消す如くすでに我が 肉体は知りぬ愛の温度を 第四十三・四十四番歌は、 歌自体も作者名も似ていて、 ちょっと紛らわしい。 こちらの四十三番歌は、 あの人と実際に愛し合ってみると、 以前の気持ちとは比べ物にならないぐらい、 好き度合いが増してるなぁ、 という、 まぁ言ってしまえば、 結 […]

映画「マイル22」

2018年のアメリカ映画。 マーク・ウォールバーグは、 最近割と見応えのある俳優になってきたと思い、 期待して見たのだが、結果はハズレ。 そもそもストーリー(特に前半)が、 ゴチャゴチャしすぎていてよく分からんのだが、 ざっとアウトラインを説明すると、 東南アジアのとある国の警官が、 アメリカへの亡命と引き換えに、 大量兵器に関する情報を開示するということになり、 主人公たちの特殊部隊(?)が、 […]

萬座 30度

萬座 30度

夏の食中酒には、 泡盛のロックが定着してきた。 ドライな中に、 優しというか甘みがあって、 この絶妙な味を出せるのは、 あとは芋焼酎だけだろうとは思うが、 コスパの面から、 安い泡盛を数種類注文してみた。 まずはこの「萬座」。 恩納村唯一の酒造所で造られているらしい。 沖縄には詳しくないので、 「恩納村(おんなそん)」をggってみると、 沖縄本島のほぼ中央、 Wikipedia先生によれば、 アメ […]

「己巳紀行」(貝原 益軒)

「己巳紀行(きしきこう)」は、 丹波丹後若狭紀行 南遊紀事 島上紀行 の三部からなる紀行文で、 いずれの旅も、 十干十二支の「己巳」(「つちのとみ」または「つちのとのみ」)の年、 つまり元禄二年(1689年)のものであることから、 このように名付けられていると思われる。 益軒の客観的著述姿勢は、 以前紹介した「東路記」と同様であるが、 特に「南遊紀事」においては、 『太平記』の愛読者であった益軒ら […]

百人一首替へ歌(No.21)

第四十一番歌 【原歌】 恋すてふわが名はまだき立ちにけり 人知れずこそ思ひそめしか (壬生忠見) 【替へ歌】 人知れず止みにしものを恋すてふ わが名ばかりはあとに残りて 原歌は「忍ぶ恋」として、 第四十番歌の、 忍ぶれど色に出でにけりわが恋は ものや思ふと人の問ふまで (平兼盛) と、歌合で競い合った歌。 結果としては、 帝が「忍ぶれど…」と口ずさんだことで、 四十番歌が勝ったわけだが、 確かに、 […]

バッハ「無伴奏チェロ組曲第1番-クーラント」三味線譜完成

三味線で弾くクラシック曲。 前回のマルチェロは、 ピアノ伴奏があったために、 重ね録りとチューニングに苦労したので、 今回は無伴奏を。 無伴奏といえば、バッハのチェロ組曲。 さてどの曲にしようかと悩んだが、 三味線の音域とチューニングを考えて、 まずは一番のクーラントにした。 三味線という楽器の性質上、 スラーは表現できないし、 トリルも別の装飾音(風)にせざるを得ないのだが、 何とか形にできそう […]

百人一首替へ歌(No.20)

第三十九番歌 【原歌】 浅茅生の小野の篠原忍ぶれど あまりてなどか人の恋しき (参議等) 【替へ歌】 すれ違う人もなき小野の篠原に 浅茅を友と慕ひけるかな 原歌にある「小野」について、 多くの注釈書では、「小さな野」と、 普通名詞として解釈するのだが、 僕としてはやはり、 『伊勢物語』や『源氏物語』に描かれた、 人里離れた寂しい土地としての「小野」(固有名詞) と捉えたい。 詠者である源等の時代に […]