2004年のアメリカ映画。
「セブン」「羊たちの沈黙」系の、
サイコ・スリラーなんだけど、
脚本がイマイチ。
アンジェリーナ・ジョリー演じるFBI捜査官が、
連続殺人犯を追い詰める、
という話なのだけれど、
そもそも彼女の、
「プロファイラー」という特殊能力が、
まったく活かされていないし、
え、いきなりそんな男とヤッちゃうの?っていう、
いわば「脱ぎ損」だし、
ラスト15分のクライマックスに至るまでの、
演出がもっと欲しかったなぁ、と。
おそらく原作の『人生を盗む男』は、
犯人の異常性とかを、
もっと緻密に描いているのだろうけれど、
映画では、
死体の映像をクローズアップするばかりで、
犯人のサイコっぽさも伝わらないし、
追う警察側にも緊張感がない。
アンジェリーナ・ジョリーのエロシーンだけで、
かろうじて救われてる作品。
適正価格(劇場換算):800円