スマートフォンが登場する直前、
日本ではドコモから出てたね、
ブラックベリー。
使ってる知人が一人いたけど、
あの特徴であるキーボードが、
全然魅力に感じられずに、
イケてなかったな、、、
っていう記憶。
自分は2002年頃から、
モバイル業界にいて、
この作品にも出てくる、
パームやiモードといった、
「先駆者」たちとビジネスしていて、
サンフランシスコでは、
techy集団に拉致(?)されたことも、
今となっては良い思い出。
そんな同時期に、
モバイルの先駆者として、
トップを走っていた、
ブラックベリーの、
誕生と成長、そして没落について、
描いたのが本作品である。
2000年代初頭の、
モバイルベンチャー界が、
ストーリーの中心というだけで、
とにかく懐かしい。
そこに、
techとセールスと経営との、
社内争いとか、
リアルタイムを過ごした自分としては、
あー、そうだよねー、
という、
共感・納得の、
映画でございます。
でも、作品内で描かれているように、
やっぱりあのキーボードは、
(特に外国人にはなおさら)
イケてなくて、
タッチディスプレイ式の、
iPhoneに、
覇権を奪われるわけで、
なんだろう、
すごくニッチな世界を描いているんだけど、
技術進化の本質というか、
非常に考えさせられる、
良作だと思う。
テンポの良さも◎
適正価格(劇場換算):2,200円