2019年、カナダのSF映画「マルチバース」

マルチバース、
日本語でいえば「並行宇宙」、
「パラレルワールド」とも呼ばれる。

量子力学の多世界解釈によれば、
事象の実現とはつまり、
「確率」の問題であり、

いま我々が経験している宇宙とは、
別の確率の宇宙もまた、
存在していることになる。

例えば、
あなたがランチに、
パスタを食べるか、
ステーキを食べるか、

悩んだ挙句、
パスタを選んだとする。

その場合、
パスタを選んだ「この世界」の他に、

ステーキを選んだ、
「別の世界」もあり得る、

そしてその世界こそが、
マルチバース、ということ。

つまりこのような「分岐」は、
ランチのときに限らず、
あらゆる瞬間に存在しているわけで、

そのためにマルチバースは、
無数に(あくまで理論上だが)、
存在しているとされる。

そのようなマルチバースを研究する、
大学生4人組。

とある事件がきっかけで、
自分たちのコピー(?)が、

マルチバースから、
こちらの世界へ、
転送されていることを知る。

しかも厄介なことには、
同じ世界においては、
コピーと実物は共存できない。

自分が死ぬか、
別世界の自分が死ぬか、

4人×2組の、
奇妙な生存競争が繰り広げられる、

というのが、
この映画のストーリー。

主人公が大学生なので、
本物と偽物が入り乱れた、
恋愛系の話が中心だと思っていて、
正直あまり期待していなかったのだけれども、

ところがどっこい(死語)、
物理的なリアリティはさておき、

「自分vsもう一人の自分」という、
割と深いテーマをえぐった、
そこそこ見応えのある作品になってる。

特にラストで、
最初のシーンを再現して、

循環性というか、
この宇宙の逃れられない法則みたいなものを、
暗示して終わるというのは、

いかにもB級映画らしい、
個人的なgoodポイント。

適正価格(劇場換算):1,500円


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