
「戦慄の記録 インパール」の、
続編とも言える内容。
無策無謀、
この世の地獄ともいえた、
「インパール作戦」を生き延びた兵士には、
更なる地獄が待ち受けていた。
インパールで日本を返り討ちにした、
イギリスからしてみれば、
その勢いのまま、
ビルマを奪還しようとするのは、
ある意味必然の流れであり、
日本軍は、
今度は勝ち目のない「防衛戦」を、
強いられることになる。
インパールに続き、
ここでも驚かされるのが、
司令部の無能さ。
前線の地獄をよそ目に、
自分達は毎夜宴会でのドンチャン騒ぎ、
極めつけは、
状況不利になった途端、
兵士を置き去りにして、
自分達だけ逃げ出す始末。
権力を持った人間の腐敗は、
いつの時代も変わらない。
この二冊を通じて、
戦争の悲劇は勿論なのだが、
一部の人間の無能によって、
多くの人が犠牲になり得るということ、
そして、戦争のような有事であればあるほど、
人の真価が問われるということ、
そんなことを、
学んだ気がする。