SF、特に宇宙モノが大好物な自分としては、待望の作品で、
期待に違わぬ出来映えだと思った。
エイリアンに侵略されて、
人類が宇宙ステーションに避難した後の地球が舞台なのだけれども、
実はここに、物語上「超重要」な仕掛けが隠されているので、
ここでのネタバレは、やめておきます。
ただひとつだけ言っておくと、
決して、エイリアンとドンパチする映画ではありません。
むしろ、意外と深いテーマを読み取れたりして、
「マトリックス」とかにノリ的には近いかもしれず、
世間的には駄作評価されている「プロメテウス」も、
こんな感じにしておけばよかったのに、と個人的には思うのだが、
まぁ、あれはリドリー・スコットのエイリアンモノとして捉えれば、納得はできる。
1月に観た「「地球、最後の男」ともテーマが似ているかな。
実際の科学がそうであるように、SFというジャンルも、
突き詰めれば、人間という存在自身の意義というか、
根源的な部分に立ち返るべきであって、
そういうところが丁寧に描けている映画は、やはり良作だと思う。
ただドンパチするだけの映画は、そろそろ卒業しないとですね。
アラフォーなので(笑)。
主演のトム・クルーズは、こういう役をやらせたら安定度No.1。
名優モーガン・フリーマンは、彼の登場からストーリーが大きく展開することもあり、
さすがの存在感。
ヒロインは、「007 慰めの報酬」のボンドガール、オルガ・キュリレンコ。
相変わらず美しいですね。
ということで、適正価格:3,600円。
つまり、2回観てもいい!ということです。