いや、なんだろう、
別に好き好んで、
B級SFを観るつもりはないんだが。
amazonのシステムが優秀すぎて、
一度B級SFに足を踏み入れてしまうと、
次々にリコメンドされるわけです。
さてこの映画、
邦題も大袈裟ですけれども、
それに負けず劣らず、
結構、力(リキ)入った作品だと思うんですよ。
(まぁ、一言で「力作」といえば済むのですが。)
地球と、その植民先である「リア」との争い。
運命を握る宇宙船での、
地球人とリア人との争い、
そして、主人公の地球での人間ドラマ。
主人公は地球で、
母と妻と娘を亡くして、
すべてを失って宇宙に来てるんですよね。
その描写を、
きちんと撮っているのが、
まずはプラス。
そしてそのトラウマに引きずられながら、
地球人とリア人との分かち合いを、
生きるか死ぬかの瀬戸際で絡め取る主人公が、
カッコいいじゃありませんか!
主人公役は、
アラフィフのナイス中年俳優ですね。
調べたところ53歳ですか、
まぁ、同世代。
いやこれは、
B級SFの枠を超えて、
かなりイイ線いってるんじゃないですか?
脚本がしっかりしているし、
ドラマパートも説得力あるし、
派手なCGに頼らなくても、
十分に見られらるSF。
んーー、
最近頻繁に観ている、
宇宙船モノの映画の中では、
かなりの良作ではないでしょう。
適正価格(劇場換算):1,500円