麦焼酎「千年の眠り」
コロナ禍による巣篭もり生活を始めてから、
もうすぐ1年が経つ。

もちろん比較はできないが、
これがもし宇宙船の旅だとしたら、
火星あたりに着いている頃だろうと思うと、
1年なんてあっという間。

そう考えると、
1,000年の歴史などというものは、
想像するよりも大したことはないのかもしれない。

たださすがに、
地球誕生以来の40数億年となると、
そりゃ長いとは思うが。

さて、この麦焼酎「千年の眠り」は、
以前紹介した福岡のONLINE SHOPにて,
早速リピート購入したもので、
長期熟成「古酒」の麦焼酎だとか。

麦焼酎にはあまり自信がない当方ではあるが、
とりあえずロックで飲んだ感想としては、
「食中酒としては無理」。

それもそのはず、
アルコール度数が40度ということで、

かといって水割りやお湯割りにするには、
風味が足りず、
(不味いという意味ではない)
これは食後酒として嗜むべきだな、と。

ということで、
「深夜のお友達」であるスコッチやバーボン達と、
肩を並べて我がデスクの近くに、
並べることとした。

食中酒としてはキツイのだが、
逆に、ウィスキー族だと思って飲んでみると

今度はその上品な味わいが、
大変素晴らしく感じられるわけで、

酒も適材適所ということを、
あらためて実感。

ほのかな山吹色で、
ウィスキーほどの重厚さがなく、

それでいて主張があって、
舌触りは滑らかでクセもなく、

結果的に、これは、
深夜にショットで飲む酒としては、
最高の部類。

高級スコッチを買うよりも、
コスパも良いし、

「ナイトキャップ」として、
麦焼酎をショットで飲むなんて、
日本人らしくて良いじゃないですか。

あ、「ナイトキャップ」というのは、
たしか澁澤龍彦が、

寝る前に飲むウィスキーを、
そのように称していた気が。

あの人はオンザロック派だったかな。