映画「特捜部Q ~檻の中の女~」

 

「特捜部Q」シリーズの1作目。

個人的には、3作目→2作目→1作目、と鑑賞したことになる。

2・3作目でも見られたサイコっぽい雰囲気はここでも健在(?)で、
犯人捜しのワクワク感と、スリラー的ゾクゾク感を楽しむことができる。

ところで、「特捜部Q」シリーズはデンマークの映画なのだけれど、
最近、デンマークの発明家が自作の潜水艇に複数の女性を監禁し、
生きたまま首を切断する様子を撮影していたという事件があったが、
デンマークの猟奇事件というと、どうしてもそれを思い出してしまう。

特に日本からすると、デンマークという国は言語はもちろん、
あまり馴染みがないために、どこかミステリアスな部分があって、
あの事件とか、この映画とか、どうも不思議な感覚になる。

偶然だとは思うのだけれど、
この映画も誘拐された女性議員が、潜水艇のような形の密室に監禁されるという話で、
シンクロするなという方が難しい。

そんな中で、この映画シリーズの刑事二人組、
カールとアサドのアサドはその名の通りアラブ系(イスラム教徒)であり、
それがデンマークという国でどのように受け止められているのかが、
個人的にはすごく気になる。
(たしか映画の中では周囲から敬遠されているような描写もあった気がする)

いろいろとモヤモヤ的な要素のある本シリーズ、
4作目もあれば、きっと観ると思います。

適正価格(劇場換算):1,600円

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