フランドル

「ルーベンス展ーバロックの誕生」(@国立西洋美術館)

フェルメール、レンブラント、カラヴァッジオ、ベラスケス、 そしてルーベンス。 絵画の黄金時代は、やはりバロックだなぁと思う。 ルネサンスの伝統を引き継ぎながらも、 題材も構図もよりドラマチックになっており、 それは今回のルーベンスの作品群を観ても、一目瞭然である。 さて、今回の展示の見所を一言で表すならば、 「目は口ほどに物を言う」。 複数の人物が描かれた作品において、 何もかもよく出来ているのに […]

「ブリューゲル展 画家一族150年の系譜」(@東京都美術館)

特定のジャンルにおいて、一族で名前を残した例として、 音楽でのバッハ一族、数学でのベルヌーイ一族、 そして、絵画ではこのブリューゲル一族がその典型である。 特に今回のように、一度に多くの作品を目の前にする場合、 手元に系図を用意して鑑賞しないと、 あれ、これはどのブリューゲルだ?・・ということになりかねない。 そんなブリューゲル一族の出展作品の中でも際立っていたのは、 やはりピーテル・ブリューゲル […]

「ルーベンス 栄光のアントワープ工房と原点のイタリア」(@Bunakamuraザ・ミュージアム)

「バロック」というと、音楽史的には、創生期にあたるが、 美術史的には、爛熟期である。 元の語義からすると、美術史における使い方のほうが正しいわけで、 単に同じ時代だからというだけで、音楽史側が、同じ呼称を使うことにした。 美術と音楽とでは、文化としての成熟のペースが、まったく異なる。 だからこれら双方のある時期を、「バロック」のような共通の呼称で統一するのは、 かなり無理があるし、混乱の元だ。 要 […]