2018年3月

diary 2018/03

・2018年3月31日(土) 「前の列車が停まっていますので・・」という車内アナウンスが流れたのだが、 「前の列車」というのは、進行方向の先を走っているのか後ろを走っているのか、 ちょっと考えてしまった。 正解は前者だった。 「前の駅」というときは進行方向後ろにある駅のことなので、 このあたりなかなか難しい。 ・2018年3月30日(金) 前日の眼科に続き、呼吸器科の定期検診。 気管の抵抗力を調べ […]

「138億年宇宙の旅」(クリストフ・ガルファール)

  宇宙には、アインシュタインの重力理論が通用しない場面が2つある。 1つは特異点で、もう1つはブラックホール。 この「アインシュタインの穴」に俄然と立ち向かったのが、 故スティーヴン・ホーキング博士だった。 そのホーキングの教え子でもある著者が、 宇宙について現在分かっていることのほぼすべてを、 易しく解説したのが本書である。 相対性理論から始まり、量子論、インフレーション、そしてひも […]

「プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光」(@国立西洋美術館)

僕が絵画の見方を学んだのは、名画中の名画ともいわれる「ラス・メニーナス」だ。 だから、ディエゴ・ベラスケスにはちょっとした思い入れがある。 彼の作品7点の他、ルーベンス、ムリーリョなど、 見所満載の満足度の高い展覧会だった。 まずはベラスケスの「マルス」。   軍神がなぜベッドにいるのか?ということに意味を見つけるような鑑賞の仕方は、 個人的にはあまり好きではない。 この絵における何より […]

「美術の力 表現の原点を辿る」(宮下 規久朗)

  ありきたりの作品や美術史の解説ではなく、 作品に込められた思いや背景、 そして観る側はそれをどのように受け止めるべきか、 この本を読みながら、 東大の3年目か4年目に受講した、 木下直之先生の美術史の講義を思い出していたのだが、 偶然か必然か、 本書の著者も木下先生にお世話になったという話が載せられており、 もう20年も前になるけれども、 課外授業で浅草寺の絵馬堂を見学した強烈な思い […]

「擬 MODOKI: 「世」あるいは別様の可能性」(松岡 正剛)

  久々に「セイゴオ節」を堪能できた、という感じだ。 「ほんと」と「つもり」、「あちら」と「こちら」、 「ちぐ」と「はぐ」、「あべ」と「こべ」、 呼び方は多々あるけれども、要するに、 一見矛盾と思えるダブルスタンダードを受け容れるべきだ、 なぜならばすべては「擬(もどき)」だからだ、 というエッセイ。 いつものように、歴史・文学・科学・芸術などなど、 幅広いジャンルの知見を縦横無尽に駆使 […]

「ブリューゲル展 画家一族150年の系譜」(@東京都美術館)

特定のジャンルにおいて、一族で名前を残した例として、 音楽でのバッハ一族、数学でのベルヌーイ一族、 そして、絵画ではこのブリューゲル一族がその典型である。 特に今回のように、一度に多くの作品を目の前にする場合、 手元に系図を用意して鑑賞しないと、 あれ、これはどのブリューゲルだ?・・ということになりかねない。 そんなブリューゲル一族の出展作品の中でも際立っていたのは、 やはりピーテル・ブリューゲル […]

「阿Q正伝・狂人日記 他十二篇」(魯 迅)

  いわゆる『吶喊』と呼ばれる、魯迅の短編集。 中国近代文学を代表する作家ではあるが、 教科書に載っているイメージが強く、 そういう純文学的なものはめっきり読まなくなっていた。 ただ最近、「食人」について調べる中で、 『狂人日記』が食人をテーマにしているということを知り、 急に読みたくなったというわけ。 基本的には、古臭いというか、説教臭いというか、 お世辞にも面白いとは言えないものが多 […]

「ドビュッシーはワインを美味にするか? 音楽の心理学」(ジョン・パウエル)

  『響きの科学』で、 すっかりその面白さに魅了されてしまった、 ジョン・パウエルの最新作。 今回も前作同様、 音楽を科学することの楽しさと、 著者の軽妙な語り口とで、 一気に読めてしまうオススメの出来映えとなっている。 音楽をやっている人は分かると思うけれども、 時折言葉で説明しずらい、 非常に微妙で繊細な演奏上の問題に直面することがよくある。 それを「感性」とか「表現力」といった曖昧 […]

「感染症の世界史」(石 弘之)

  我々は、目に見える生物ですら全ては知らないのに、 菌やウィルスになれば、なおさらである。 地球は広い。 生物学や進化学の視点でみれば、 菌やウィルスの性質と言うのはとても興味深いのであるが、 厄介なことに、それらは我々の天敵となるものも多い。 特にウィルスについてみれば、 精密機械さながらに我々の細胞や遺伝子を狙い撃ちし、 時には脳までもコントロール、 しかも変異が早いため、ワクチン […]

  • 2018.03.02
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映画「10 クローバーフィールド・レーン」

  僕的には大した作品ではないと思うのだが、 「クローバーフィールド/破壊者」という作品が、 なぜか(中二病的)映画ファンの間で高評価になってしまったために、 その名を継いだこの作品の評判は、総じて低い。 交通事故に遭ったヒロインが、 目を覚ますと、地下室に監禁されている。 外では核戦争だか火星人だかで大変なことになっており、 この地下室にいることが安全なのだという。 それは本当なのか? […]