映画「グランド・イリュージョン」

 

腕利きのマジシャン達が、何者かによって集められ、
最強の窃盗集団として、捜査側を煙に巻いてゆく。

そして、裏で糸を引いていた黒幕は、
意外な人物だった、、というお話。

まぁ、出だしは良かったんですよ。

トランプをパラパラ、っとやられて、「一枚だけカードを覚えて」と。

んでもって、「それはこれでしょ?」といって、
ビルの壁面にそのカードが浮かび上がるという演出。

おそらく撮影手法によって、
特定のカードが記憶に残りやすいように写しているんだろうけど、

それでも、実際に自分が選んだカードを当てられたから、
たぶん観てる人は、みんな驚くはず。

実際のマジックを使いながら、観る側をも騙してゆく、
というのは斬新な映画だな、と思えたのも最初のうちだけで、

だんだんと、「そんなんできるわけねーだろ!」っていう、
リアリティのないマジックになっちゃうんだよね。

そうなると、マジシャンというよりは、
「何でもアリ」の超能力者集団になってしまうので、
観る側のドキドキ感は一気にトーンダウン。

最後の最後で、意外な黒幕の正体が分かるんだけれども、

オマエ、ホントに黒幕なら、あんな言動しないよな?

というツッコミどころが多い。

まぁつまり、ネタは良かったが、
料理の仕方を間違えた典型例かな。

インターポール役のメラニー・ロランが美人だったのが、唯一の救い。

適正価格:1,200円

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