2015年2月

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「枕の文化史」(矢野 憲一)

  我々にとって、枕は重要である。 一日の約4分の1もの間、頭を預けるのだから。 実は自分は、子供の頃から枕を使う習慣がなく、 大人になってからも何度か使ってみたのだが、 だいたい半年もしないうちに、使わなくなってしまう。 ちなみに、今使っている枕は、4~5か月前ぐらいに買った。 今のところ、やめる理由も見つからないから、 おそらくこのまま使うのだろう。 枕について書かれた本なんて、そう […]

オーケストラ・ルゼル 第15回演奏会(@すみだトリフォニーホール)

  サン・サーンスの「オルガン付き」は、 いつかLiveで聴いてみたいと思っていたのだけれど、 遂に実現した!! オーケストラ曲の中で、 オルガンやピアノが使われている例はたくさんあるのだけれども、 大抵が「キワモノ」的な扱いで、 この曲みたいに、控えめで、美しく、 かつ効果的に使われている例は、非常に少ない。 まして、シンフォニーというジャンルであれば、 唯一無二の存在といってもいいだ […]

映画「ローズマリーの赤ちゃん」

  「悪魔の子供を身ごもる」っていうと、 いかにもホラー映画っぽいし、 実際、この映画はホラージャンルの傑作と言われているわけだけれども、 どちらかというと、心理サスペンスだよね。 そもそも、ホラー映画であるならば、 僕が見るわけがないし(・・;) 夫も、友達も、医者も、結局、他人は誰も信じられない。 信じられるのは、お腹にいる我が子だけ、、という、 生物原理の根幹にある問題が、この映画 […]

「中世の民衆と芸能」(京都部落史研究所)

  千秋万歳、猿楽、松囃子といった中世の芸能が、 被差別民とどのように関わっていたのか、 そしてさらに、皮づくりや葬送といった仕事と、 それを生業としていた人々の実情はどうだったのか。 政治史・文化史における「負の部分」をえぐることで、 日本の中世という難解な時代に、 別の面からアプローチしてみようという試みである。 江戸の芸能に興味がある自分としてみれば、 中世のさまざまな芸能が、どの […]

「江戸文学地名辞典」(浜田 義一郎)

  江戸の地名についての本は、 このブログでもいくつか紹介はしているが、 今回のは、 江戸の戯作や川柳などの「文芸作品に登場する地名」に、 スポットを当てたものである。 「文芸作品に登場する地名」ということは、裏を返せば、 すべての地名に出典(例文)が付されているということであり、 それがこの本の特徴であり、強みでもある。 地名の由来などは、 間違えているものもあるかもしれないが、 科学 […]

「知のトップランナー149人の美しいセオリー」(ジョン・ブロックマン)

  科学の各ジャンルを代表する149人が、 それぞれ、自分が「エレガント」であると思う事柄を、 説明するという本である。 149人分なので、1人当り2~3ページとなり、 各テーマのエッセンスをコンパクトに知ることができる。 ひと言で「エレガント」と言っても、 その定義は、149人でバラバラなので、 それがこの本を面白くしている要因でもある。 ただ、科学における「エレガンス」とは、 「シン […]

映画「複製された男」

  性格は対照的だけど、 声も見た目も全く同じ人間がいることを知ってしまった。 さぁ、大変! っていう映画。 パッケージには、「究極の心理ミステリー」とあるのだけれど、 謎解き要素は一切なく、 結局、なぜ「そっくりさん」がいるのかというのも、 解明されないまま。 ということで、ハリウッド映画のように、 最後に、きちんとオチをつけて終わらせる、 というのを期待していると肩すかしを喰らうわけ […]