アンソニー・ホロヴィッツ 作「ヨルガオ殺人事件 」(東京創元社)
姉妹作である、
『カササギ殺人事件』については、

自分的評価は、
かなりイマイチだったのだけれども、

セット割引で購入済みだったため、
「ヨルガオ」の方も読んでみたよ。

・・・結果は、
やはりイマイチ。

「カササギ」で、
自分的にNGだった下記の3点、

1.作中作という形式のバランスの悪さ
2.登場人物達が実はゲイでした、
っていう事実が判明することで、
重要な謎が解かれてゆく点
3.主人公女性の一人称視点が、
わざとらしいというか、
なんか不快感がある

これらが、
今作においても同様であったことで、

もう、ダメです、
まともに評価できません。

別にあっと驚くトリックもないし、
ゲイだの不倫だのといった、
陳腐な愛憎劇の中で、
不自然に人が殺されていくだけなので、

本格ミステリーファンは、
果たして納得するのだろうか…。

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