2021年USのSF巨編。
監督のドゥニ・ヴィルヌーヴは、
『複製された男』『メッセージ』『ブレードランナー2049』
が嫌いじゃなかったので、
本作も早く観たいと思ったいたものの、
何といっても、
1984年のデイヴィッド・リンチ版を、
まず観なくては、、、
ということで、
そのリンチ版と立て続けに、
鑑賞しました。
(相当疲れた…。)
リンチ版は、
コテコテ感満載というか、
ワンシーンごとの印象は、
かなり強烈なんだけれど、
無理やり短時間に、
詰め過ぎている感じで、
正直、ストーリーが、
イマイチ理解できなかった。
それに対し本作は、
リンチ版で分かりづらかった箇所も、
丁寧に描いていたし、
とにかく、
30年間での映像技術の進歩が、
凄まじい。
これはSF全般に言えることだけど、
未来を描いた作品は、
最新技術あってのものだね。
細かいところでは、
あの蜂型のヘリコプターが最高。
とはいえ、リンチ版の、
あのグロ寸前の「アクの強さ」が、
弱められたのは事実。
良くも悪くも、
一般ウケしやすいSF大作に、
仕上がっているのかな、と。
本作は、2部作の1作めで、
全容を知っている身からすると、
そこで終わるのかい!
という感じでしたが、
まぁ、間違いなく、
次作も観ることでしょう。
(本国では公開済?)
ちなみに、
Quest2で鑑賞したのですが、
家に居ながら、
迫力の大画面を体感できて、
これからのおうち映画は、
Quest2にしよう。
これまたちなみに、
作品中に頻出する「desert」は、
「砂漠」の意味で、
アクセントは第一音節にありますが、
食後の「デザート」は、
「dessert」で、
アクセントは第二音節。
綴りとアクセントが微妙に違うので、
これは試験によく出ます。
適正価格(劇場換算):2,200円