M・スコット・ペック 著「平気でうそをつく人たち:虚偽と邪悪の心理学」(草思社)
長い歴史の間、
触れられてこなかった、
「悪とは何か」について、

著名な精神科医が、
斬り込んだ本。

「悪とは何か」という、
テーマの壮大さに対して、

あくまでも、
自らの医者としての、
治療事例をのみを題材にしているのが、

スケール的に、
ちょっとしょぼいかしら。

そして最後の事例では、
まるで治療が進まない患者の方が、

遂にしびれを切らし、
この医者の元を去っていくのであるが、

自らの治療の不手際を棚にあげて、
この患者の悪い点を、
これでもかとばかりに挙げまくり、

これぞまさに「悪」であると、
負け惜しみ的にまくし立てていて、

懐が小さいというか、
負けず嫌いが過ぎるというか、

自説の主張のためには、
患者を見下すことぐらい、
屁とも思わない医者なのだろう。

前半で「科学的に」と言っておきながら、
後半は感傷的・感情的な話になるのも、
どうかと思うわけで、

評判が良い本であるわりに、
自分には、まったく響かなかった。


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