2013年、仏のサスペンス映画。
うーん、ネタは良いのだけれど、
ヘタにヨーロッパ映画風にこじらせて、
結果として、
訳が分からなくなった感じ。
写真家の主人公が、
人から譲り受けた古いカメラで、
写真を撮ってみたら、
撮影した覚えのない、
女性のヌード写真が現像されてきて、
え?こんなん撮ってないよ?
と思いつつも、
個展を開くことになり、
そこでその写真が大評判に。
あたかも自分が撮影したかのように、
適当に説明をつけて振る舞っていたものの、
それがとある刑事の目に留まる。
刑事いわく、
そのモデルの女性は、
まさにその撮影場所で殺害され、
おそらくその写真は、
殺害直前に撮影されたらしい、
とのこと。
当然、殺人の疑惑が、
主人公に向くこととなり、
彼も真相を暴くべく、
奔走する。
と、ここまでは、
なかなかワクワクの展開なのだが、
後半が意味不明。
突然主人公の写真家が、
精神に異常を来たし、
自分の妻が、
その被害女性に見えるようになったり、
うーーん、よく分からん。
一応、最後は、
犯人も見つかりオチが付くのだが、
細かい部分をロジカルに繋げようとすると、
どうしても破綻している気がする。
ストーリーとしては、
単純なのだろうけれど、
それをごまかすために(?)、
無駄な部分を多くした脚本なのかなぁ。
雰囲気だけの作品だった。
適正価格(劇場換算):1,100円