モーツァルトの「トルコ行進曲」の編曲版といえば、
ファジル・サイのものが有名だが、
僕が好きなのは、このヴォロドス版。
サイ版がジャズ風なら、
ヴォロドス版はリスト風とでも言うべきか。
クラシック曲の編曲については、
やたらと目くじらを立てる偏狭な人もいるけれども、
ラヴェル版の「展覧会の絵」しかり、
編曲が、ときにはオリジナル以上の魅力を発揮することもあるわけで、
「トルコ行進曲」もかなりポップな曲だから、
今風にアレンジすればするほど、
この曲の魅力が引き立つのでは?と思ったり。
でもヴォロドス版は、決して今風ではなくロマン派風だから、
「純粋なる」クラシックファンからも、
もっと賞賛されてしかるべきじゃないのかな。
是非とも弾いてみたいんだけど、
流石にこれはヘヴィーですわ。。