ジェイソン・ステイサム主演、
2023年US/UK合作の、
スパイアクション映画。
なかなかセンスいいな、
と思ったら、
脚本&監督が、
ガイ・リッチーなのね、
納得。
怪しい裏取引に潜入を試みる、
ジェイソン・ステイサムらの、
スパイ集団。
対抗するのは、
ヒュー・グラント演じる、
怪しい富豪、
そして何故か巻き込まれる、
ジョシュ・ハートネット演じる、
ハリウッド・スター。
ストーリー的には、
正直、「出来の悪い007」って感じで、
それほど褒められたもんじゃないんだけど、
まぁ本家並みに、
海外ロケも頑張っているし、
ジェイソン・ステイサムのアクションも、
キマってる。
でも一番の見所は、
ヒュー・グラント&ジョシュ・ハートネットなんだよね。
前半は、
単なる端役だと思ってた2人が、
ところがどっこい(死語)、
後半、そしてラストまで、
大見得切っての大活躍。
ヘタにシリアスにしたら、
失敗したであろうこの作品に、
絶妙なコメディ色を加えた、
ガイ・リッチーは流石だし、
その演出を活かすためには、
ステイサムのマッチョ演技だけではなくて、
ヒュー・グラント&ジョシュ・ハートネットの、
独特な空気感が必要だったわけですよ。
ヒロイン役も、
なかなかイケてるし、
全編に渡りテンポもよく、
それなりのガイ・リッチー作品には、
なっているかな。
ストーリー後半には、
新たな敵が登場して、
それなりの奥行は持たせているけれども、
最初から予想できたし、
あまり頭は使わずに、
ノリで楽しめれば十分だろう。
ちなみに、作品中で、
(英国人の)ジェイソン・ステイサムが、
「paper」を「パイパー」と発音するなど、
オーストラリア英語(?)が、
所々に使われていたのは、
何でなんだ・・?
敵を前にして、
「発音するとバレる」
みたいなシーンもあったから、
スパイならではの、
偽装工作なのかしら…?
適正価格(劇場換算):1,500円