クラシック音楽を聴き始めてから40年以上、
ジャクリーヌ・デュ・プレのことは、
ずっと「聴かず嫌い」だったのだけれど、

最近、その素晴らしさに気付いたというか、
実はとてつもないチェリストではなかろうかと思い、

youtubeで動画を漁っていたら、
これに辿り着いた。
※デュ・プレについては、後日別記事に書こうと思う。

pf:バレンボイム
vn:パールマン
vl:ズーカーマン
vc:デュ・プレ
cb:メータ

という、まるでレアル・マドリードのような、
超豪華メンバーによるピアノ五重奏についてのドキュメンタリー。
(1969年、ロンドン)

何といっても、
既に指揮者としての名声を得ていたズービン・メータが、
コントラバスを担当するという所が、
ひとつのポイントではあるのだが、

シューベルトの「鱒」の演奏はともかく、
演奏本番前後の楽屋の様子が、とにかく楽しい。

パールマンがチェロを弾いたり、
メータがヴァイオリンで遊んだり、

5人の仲良しな様子が伝わってきて、
やっぱり合奏って楽しいなぁ、と。

「鱒」を全曲収めているので、
それ以外の部分が短いのが若干不満で、

できれば練習風景とかを、
もっとたくさん観たかった。

だってこれだけの面子なので、
本番演奏が素晴らしいのは分かり切ってるので。

(でもこの曲久々に通して聴いたけど、
一番有名なvariation部分は素晴らしいが、
あとは退屈だな。。。)

パートによる差はもちろんあるものの、
やはりパールマンとデュ・プレの音楽性は突出してるかな。

あと、バレンボイムは絶対頭がイイ。

5人それぞれの、その後の演奏を追い掛けたくなるような、
とても興味深いドキュメンタリーだった。