生物・進化

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「ウィルスは生きている」(中屋敷 均)

  僕らは♪ みんな~♪生きている~♪ 生き~ているから♪○○んだ♪ おそらく誰もが知っている、 「手のひらを太陽に」という唄だけれども、 「○○んだ♪」というフレーズに入る歌詞は、 「歌うんだ」「悲しいんだ」(1番) 「笑うんだ」「うれしいんだ」(2番) 「おどるんだ」「愛するんだ」(3番) となっている。 この唄においては、 「○○すること」が「生きていること」の必要条件だとしている […]

「大絶滅時代とパンゲア超大陸」(ポール・B・ウィグナル)

  「進化学」という学問分野があるのに対し、「絶滅学」が存在しないのは、 生物の絶滅は、気候・地質・天文・生物など、 各分野の学問知識を総動員しなくてはならず、 一学問としてのアプローチでは、 その真相が掴めないからではなかろうか。 だからこそ各分野の専門家は、 これまで地球上で起きた絶滅の原因を、 自分の専門に結び付けて語りたがるのと同時に、 絶滅規模としては、比較的大したことはなかっ […]

「悪魔に仕える牧師」(リチャード・ドーキンス)

  一見するとオカルト小説のようなタイトルだが、 現代を代表する科学者による科学エッセイ集である。 エッセイといっても難解な内容のものが多く、 一読する場合には、ドーキンスの理論やネオ・ダーウィニズムについて、 ひととおりの知識を持っておいた方がよいだろう。 そんな中でも、いくつかは読み易いものもあり、 論敵でもあり盟友でもあった、グールドとの逸話・書評や、 科学的根拠を無視した宗教の盲 […]

「進化とは何か」(リチャード・ドーキンス)

  ファラデーによる「ロウソクの科学」という名講義の存在を、 知っている人は多いと思う。 このファラデーが開始した科学者によるレクチャーの伝統は、 現在まで190回以上も続いているわけだが、 進化学における鬼才リチャード・ドーキンスが担当した、 1991年のレクチャーを編集したのが、この本である。 レクチャーの様子などの写真が200点以上掲載され、 しかもドーキンスの語り口もそのままに、 […]

「現代思想 2015年9月号 絶滅―人間不在の世界」

  「現代思想」なんて雑誌は、普段まず読むことがないのだが、 我が家の本棚を探してみたら、一冊だけあった。 「2005年10月号 宇宙論との対話」。 十年以上前から、自分の読書はブレてないというべきか、 進歩がないというべきか・・・。 たぶん前回もそうだと思うのだけれど、 今回も別に計画的に買ったわけじゃなく、 書店のエスカレータを降りながら、 「絶滅」というタイトルが目に付いたので、 […]

「利己的な遺伝子」(リチャード・ドーキンス)

効率的な読書というのは、ちょうど進化の系統樹と同じで、 興味のある「枝」を見つけたら、 そこから連なる「知の河」を系統的に下って(上って)ゆくのだろうが、 僕は幸か不幸か雑食性なので、 あっちへフラフラ、こっちフラフラ、 いつまで経ってもひとつの分野を深堀することができず、 「知の種」の数は多いかもしれないが、 「知の進化」がままならぬ状態である。 この分野での金字塔ともいえる、この「利己的な遺伝 […]

「特別展 生命大躍進」(@国立科学博物館)

  これは素晴らしい! 一応、生命の誕生から人類までの歴史を辿っているのではあるが、 主役は間違いなく、カンブリアモンスター達である。 まさか、ハルキげニア、オパビニア、アノマロカリスたちの、「ホンモノの」化石が見れるとは! そして、カンブリアモンスターではないが、巨大なウミサソリの全身化石まで! ナメクジのような地味な生物であるが、 かつては我々脊椎動物の祖先ともいわれていたピカイア。 […]

「進化とはなにか」(今西 錦司)

  ダーウィン進化論の両輪ともいえる、 「自然淘汰」と「突然変異」をバッサリと否定し、 個体ではなく種レベルでの進化を考えるべきである、という主張は、 実に明快であり、40年前に書かれたとは思えないぐらい新鮮に感じられる。 著者による一例をあげよう。 たとえばコウモリについて考えてみると、 コウモリは哺乳類であるので、祖先は四足歩行をしていたはずで、 それがどのようにして翼を獲得したのか […]

「適者生存」について思うこと

「適者生存」というのは、 いうまでもなくダーウィンの「進化論」の核をなす考え方であるが、 それについての、いくつかの思うことを。 ・「適者が生存する」のではなく、「生存したのが適者だった」ということ。 進化論というのは、その名称とは裏腹に、 未来ではなく過去の遺物(化石)をベースに成り立っているものであり、 要するに、結果論なのである。 だから、現時点において、これこれの動物は生き残るだろう、とい […]

「THE SIXTH EXTINCTION ― 6度目の大絶滅」(エリザベス・コルバート)

  科学の新刊本は、嫁を質に入れてでも買え、 というのが僕の信条なのだけれど、 300ページを超えるハードカバー本とはいえ、 これと嫁を交換したら、さすがに後悔するだろうな。 絶滅に瀕している動物の例を長々と挙げた後、 で?という感じ。 科学では、その「で?」の部分が大事なんだけど、 この本ではそこが300分の1~2ページで終わってるから、 何とも薄い印象となる。 現在の動物たちの絶滅の […]

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