美術館で美女探し、
なんて書くと何とも不埒なように聞こえるけれども、
これは美人画の話。

2-3年前に福岡の美術館で、
同じくボストン美術館展を見たときとは違って、
今回の来日はかなりこじんまりとしたもの。

折角の江戸への里帰りなのに、かつてと比べて、
大分放射線の量が多くなっていることが、何とも申し訳ない。

それはさておき、
今回の構成は、清長・歌麿・写楽+αというもので、
特に清長の作品をまとめて見る機会はあまりないから、
それだけでも十分楽しめた。

ただこう並ぶと、ちょっと写楽が可哀相。
どう見ても彼が素人であったことは、疑いがない。

何度目の再会にになるかは分からないが、
お気に入りの「難波屋おきた」(歌麿)に今回も会って、

相変わらず浮世絵一の美人ですな、、、なんて思っていた矢先に、
見つけてしまいました、更なる美人を。

鳥文斎栄之「川一丸舟遊び」

横長の華麗な浮世絵で知られる、
鳥文斎栄之の「川一丸舟遊び」。

どこの誰とも分カリマセヌが、
江戸の男子もきっと心ときめかせたに違いない。

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