朝里 樹 著「世界現代怪異事典」(笠間書院)
同じ著者による、
『日本現代怪異事典』『日本現代怪異事典 副読本』の、
ワールド版。

我が国の怪談が、
パターン化されすぎているのに対し、

さすがに世界の怪談は、
多様性に富んでいて、
読んでいて、飽きない。

特に怪談大国(?)の英国については、
世界史をベースにした血腥い話が豊富で、
これだけでも読み応えあり。

ただ、『鼻行類』や『平行植物』といった、
明らかなフィクションから引用するのは、
ちょっと違うかな、、、とも思った。

ともあれ、
いわゆる「オカルト」を事典として、
ここまで纏めた書物は、
唯一無二だと思うので、

全部を通読しなくとも、
一家に一冊、
常備しておきたい本ではある。
(言い過ぎかな?)

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