指揮者

チェリビダッケのブラームス1番

反論があるのを敢えて承知で言えば、 僕の中でのクラシック音楽のピークはバッハであり、 それに近代的な意味での芸術性を加えたのがベートーヴェンであって、 そこから先の音楽史は、各ジャンルに名曲と呼ばれる作品があったとしても、 それはあくまでも、特殊化・専門化の結果でしかない。 交響曲というジャンルでいうならば、 ブラームスの1番は、ベートーヴェン以降の特殊成功事例の1つであると言っていい。 中学生以 […]

「小澤征爾さんと、音楽について話をする」(小澤 征爾×村上 春樹)

  作家・村上春樹による、2010年~2013年にかけての、 指揮者・小澤征爾へのインタビューに、 村上による回想が追加された一冊。 正直、村上春樹の文章というのは、 これまで一行たりとも読んだことはなかったのだが、 なかなか魅力的だし、何と言っても音楽への造詣が深い。 この本の中に、自分が文章をここまで書けるのは、 音楽を知っているお蔭である、 音楽のリズムが、文章にリズムを与えてくれ […]

カラヤンの指の動きに注目

ベートーヴェンの7番。 27分50秒辺りから始まるフィナーレの冒頭、 カラヤンの指の動きに注目。 僕の知る限り、あまりこういう動きはしない指揮者なのだけれども、 珍しく8拍分?の拍子を、ピアノを弾くような指の動きで確認してから、 フィナーレに突入している。 ここは曲としても、attacca的に入るのが通例なので、 カラヤンでなくとも、このような「間」は入れるべきではないのに、これはなんだろう?? […]

クラウディオ・アバド氏逝去

強烈な個性はなかったけれど、 どんな曲を振っても平均以上の演奏になる、優れた指揮者だったと思う。 10代の頃は、よくCDを聴いていたけれど、 一番印象的だったのは、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートかな。 あとはベートーヴェン。 (最近、こっち系にはまったく関心がなかったのだけれど、 もう10年以上も前に、ベルリン・フィルを退いていたのか・・・。 そして後継者(現任)が、サイモン・ラトルだと […]

カルロス・クライバー

カルロス・クライバーの指揮は、映像で観ないと魅力半減かもしれない。 序奏を経て、アレグロになってからはカルロス先生、ご機嫌の様子。 これだけ表情豊かにオケを鳴らせる人は、そうはいない。