ピアノ

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「トッカータ Op.7」(シューマン)

昔はシューマンという作曲家が苦手で、 例外的に好きだったピアノ協奏曲以外は、ほとんど聴かなかった。 理由としては、とにかくつかみどころがない。 甘いメロディが現れたかと思うと、急に止まったり、 あとは何と言っても、ピアノ曲が弾くのに難しすぎる!! 同年生まれのショパンとはよく比較されるけれども、 「流れるショパン」に対し、「沈み込むシューマン」とでも言おうか、 ショパンが横ならシューマンは縦、 勿 […]

ヴァン・クライバーンを聴いて思ったこと

アメリカが生んだ英雄的ピアニスト、ヴァン・クライバーン。 テキサスの田舎から、冷戦真っ只中のモスクワへ乗り込み、 フルシチョフの前でチャイコフスキーコンクールに優勝するという離れ業は、 いわゆる「アメリカン・ドリーム」という言葉以上の価値を持っていたことは間違いなく、 そしてそれを、自他共に認めていただろうことも疑いない。 彼がコンドラシンの指揮とともに演奏したチャイコフスキーのコンチェルトは、 […]

J.S.バッハ「イタリア協奏曲」

ピアノは高3の年まで先生について、 そこから先は受験やら何やらで気が付いたら辞めていた。 でも弾きたい欲求は抑えきれず、 大学に入って一人暮らしを始めてから、当時20万円ぐらいした電子ピアノをローンで購入。 バイトから帰宅して夜な夜な弾いていた中の一曲が、 バッハの「イタリア協奏曲」。 あの当時のいろいろな思い出が詰まっている、と言えば大袈裟だが、 愛着があることには変わりはない。 第一楽章の、力 […]

デュカス「ピアノソナタ」

クラシック音楽ファンでも、かろうじて「魔法使いの弟子」を知っているぐらいの、 割とマイナーな作曲家、ポール・デュカス。 そんなデュカスに「ピアノソナタ」があると知り、 youtubeで検索してみたら、あった。 とてつもなく便利な時代になったものだ・・(しかも譜面付き!)。   全4楽章で、40分を超える大曲なんだけど、 デュカスが、こんな骨太なピアノ曲を書いていたのが驚きなのと、 結構イ […]

最近ハマりの音楽

音楽の歴史は、ホモ・サピエンスの歴史と同じぐらい長い。 この間に我々は、様々な音色や奏法をもつ楽器を生み出してきた。 もしかしたら、原初の打楽器は、頭を打ち付けて鳴らしていたかもしれないが、 両手を使うことで、同時に二つの音を鳴らせるようになった。 しかし楽器というのは、我々の体で弾くものである以上、制限がある。 腕は二本しかないので、通常は二本の撥しか操れない。 (マリンバなどでは、片手に数本ず […]

「君が代変奏曲」

成田為三『君が代変奏曲』(1942) 成田為三について調べていたら、こんな曲があった。 この時代に、ナショナル・アンセムに西洋音楽的アプローチをして変奏曲に仕上げるというのは、 なかなかのもの。 曲は、リスト?シューベルト?という感じで、 かなり骨太な出来映え。 日本における過去の西洋音楽作曲家については、 もっと見直しが進んでもいいと思う。

Rubinstein plays Saint-seans

大好きなルビンシュタインの動画がないかな、 と探していたら、かなり鮮明なのを発見。 かなりキレキレな演奏で、ファンとしては嬉しいのだけれど、 如何せん、曲がヒドイ!!!! ピアノ・コンチェルトとしての完成度では、 個人的には、ショパン以下。 サン・サーンス先生。。

ピアノの日

7月6日は「ピアノの日」。 何かと名前の出る外国人、シーボルトが1823年のこの日に、日本に初めてピアノを持ちこんだのだという。 1823年といえば、天保の改革の18年前、江戸後期の入り口といったあたりである。 一方、1827年に没したベートーヴェンが第九を書く1年前でもあり、偉大なる32曲のピアノ・ソナタは、この前年に書き終えている。 僕が一番好きなソナタは、Op.110(31番)の特に第一楽章 […]

ガーシュウィン

今更ながら、ガーシュウィンという存在は偉大。 だって、こんな曲は他の人には書けないでしょうし、書かなかったでしょう。 かのオスカー・レバントの演奏を聴いたときはあまり何も感じなかったけど、 これはなかなかの名演奏。 小澤征爾×マーカス・ロバーツ・トリオ。 あ、あとN響。

ゴールドベルク変奏曲

「平均律」は確かにすばらしいが、曲としての面白みに欠ける。 バッハといえば、個人的には「ゴールドベルク変奏曲」。 変奏曲という構成のせいもあるのだが、ドラマチックな展開と美しい旋律は、やはり何度聴いても鳥肌が立つ。 グレン・グールド晩年の、貴重な収録。 アリア部分の大胆なスローテンポ、特に冒頭のGの二音を極端に長く響かせているのが、とても印象深い。