フォーヴィズム

「ラウル・デュフィ展―絵画とテキスタイル・デザイン」

歳を重ねると億劫になるわけではないが、 休日に、美術展のためだけに都心に出るのが、 どうも憚られる。 都心に出たついでにショッピングや食事でも、、 となるなら、それも良いかもしれないが、 生憎こちらは、休日ではないと出来ないことも色々あり、 ショッピングはネットで、食事は家で、何の問題もない。 特に六本木や汐留エリアは、 埼玉と隣接する我が住まいからは、東京の真逆、 行って帰ってくるだけで半日を消 […]

「デュフィの歌」(大久保 泰)

随分と古い本で、 初版が昭和24年(1949年)、僕のはその2年後の再版のものだが、 再版2000部ノ内 第1503号 とわざわざ記されている。 価格は600円、 当時の600円は随分高かったのではないかと思うのだけれど、どうだろう。 さてこの本は、いわゆる「セザンヌ以後」のパリの画壇について、 画家ひとりひとりを論じながら語ったもので、 その名前を挙げると、 ラプラード、マティス、ドンゲン、マル […]

「ジョルジュ・ルオー展 内なる光を求めて」(@出光美術館)

画家がその晩年において、強烈なスタイルを身に着けるというのは、 たとえば、モネにおけるあの幽玄的ともいえる画風などであるが、 ルオーにおいてもそれは明らかで、 しばしば「溶岩が噴き出たような」と形容される、絵の具を塗り重ねた「厚塗り」、 目を閉じて指で撫でてみることを想像すると、その触感がリアルに指先で再現できそうな、 あのマチエールである。 もちろん触れることはできないのだが、 あたかも触れてい […]

「デュフィ展」(@Bunkamura ザ・ミュージアム)

以前、鎌倉にある大谷記念美術館にデュフィ展を見に行ったのはいつだったか・・、 と、このブログを遡ってみても見つからず、 仕方ないので、罰ゲームのように放置されている以前のブログを探してみたら、 2009年7月の記事にあった。 かれこれ、もう5年も前のことか。 思えば、この5年間は、実にいろいろなことがあった。 でも絵の趣味は変わっていないらしい。 おそらく今後も変わらないだろう。 いや、変わったと […]

「モローとルオー -聖なるものの継承と変容-」(@パナソニック汐留ミュージアム)

親子以上に歳が離れていながらも、 密接な師弟関係をもった、モローとルオー。 互いに影響を与え、受けたこの2人に焦点を当てたこの展覧会はとても有意義だとは思うが、 ギュスターヴ・モローと並列で鑑賞されてしまっては、 ルオーにとっては、気の毒以外の何ものでもない。 モローにあって、ルオーに欠けているもの。 素人の僕には適切な用語が思い浮かばないが、 敢えていえば、「ストイックさ」。 想像力の中で対象を […]