地球科学

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「富士山大噴火と阿蘇山大爆発」(巽 好幸)

  まさにこの本を読んでいた9月16日、 著者の巽好幸氏が率いる、神戸大海洋底探査センターが、 鬼界カルデラの調査を開始するというニュースを知った。 巨大カルデラは、 そのとてつもないエネルギー源(マグマ溜まり)が、 どのような状態になっているかがよく分かっておらず、 それを確かめるためには、 実際にカルデラの近くで人工地震を発生させ、 地震波の伝播の仕方を詳しく調べるしかないと、 まさ […]

「異常気象で読み解く現代史」(田家 康)

  この著者の本を読むのはまだ2冊めだけれど、 気候と歴史を結び付けるというアプローチは、個人的にはとても興味深い。 この本では、歴史といっても、ごくごく最近のことを扱っており、 1993年の我が国での「米騒動」や、 毛沢東政権下の大飢饉、アメリカのダストボウル、 そして「核の冬」に、地球温暖化問題。 政治と気候がどのように結びつき、 それが社会にどのような影響をもたらしたのか、 気候を […]

「連鎖する大地震」(遠田 晋次)

  地震のメカニズムについて、特に東日本大震災を例にとって、 非常に分かりやすく説明してくれている。 地震とは、ニュートン力学的なものではなくて、 量子力学的に考えなくてならない、という主張なんかは、 なるほど、と思わせてくれるし、 関東平野の直下には、未発見のプレートが存在しているという、 「関東フラグメント仮説」についても、 かなり説得力があるような気がする。 あまり革新的な学説が出 […]

「新版 活動期に入った地震列島」(尾池 和夫)

  この本の初版が出たのが、2007年。 著者は京都大学の総長(当時)ということもあり、 阪神大震災のあと、どれぐらい地震に対する研究が進んだかを、 本書中で、特に熱く語っている。 まぁ百歩譲って、 この本の出た4年後の東日本大震災の「予知」が出来なかったのは仕方ないにしても、 本の内容が、ことごとく関西を中心とした地震についてのみで、 東日本については、ほとんど語られていないのは、 い […]

「地球はもう温暖化していない」(深井 有)

  まず始めに、地球温暖化に対する自分のスタンスを述べておくと、 僕はもともと地球科学を独学していたこともあり、 地球の気候は何千万年の単位で大きく変動する一方で、 数百年単位でも上下をすることは知っていたので、 「地球が温暖化している」というマスコミの騒ぎを耳にしたときも、 動揺しないどころか、信じるに値しないものだと思っていた。 さらに、アル・ゴアあたりが声高にそれを主張するのを見て […]

地震について思うこと

先日ナショジオの記事で、 太陽系から一番近い恒星である、プロキシマ・ケンタウリに、 極小の「ナノ宇宙船」を飛ばす計画があることが掲載されていて、 記事によれば、ホーキング博士も賛同しているとか。 ナノ宇宙船については、このブログでもすでに2年前に書いていたわけで、 軽ければ軽いほど、宇宙船を光速に近づけることができる。 さて、人間による宇宙への探求心は止まることがないが、 一方で、自分たちの住んで […]

M8以上の地震を調べてみた

※日本付近で発生のもの ※数字は西暦年。 684 869 887 1096 1099 1361 1498 1611 1677 1703 1707 1854 1891 1896 1911 1918 1933 1946 1952 1958 1994 2003 2011 ちなみに、「関東大震災」はM7.9なので、上記には含まれていない。 つまり、地震の規模と被害度は比例しないのであるが、 ここではあくま […]

「地震前兆現象を科学する」(織原 義明・長尾 年恭)

  こういう言い方をしては失礼かもしれないが、 これはすごくマトモな本。 地震予知の現状と、我々がどうすべきかについて、 データも交えながら、きちんと説明されている。 (データを恣意的に扱ってもいない) この本にも書かれているが、 国が地震予知に対して投入している予算は、 年間たったの1,700万円。 おそらくその辺のIT企業の社長の年収よりも安い。 確かに地震予知というのは、天気予報と […]

「異常気象が変えた人類の歴史」(田家 康)

ここ最近読んだ本の中では、抜群に面白い。 有史以前のヒトに起こった出来事や、 歴史上の重要な事件について、 その裏には大きな気候変動があったであろうことを、 明確に根拠を示しつつ語ってゆく。 ハンニバルのアルプス越え、名誉革命の成功、 ナポレオンの敗戦、ヒトラーのソ連侵攻失敗など、 全40話から構成されており、飽きることがない。 単に過去のトピックスを並べるだけではなく、 今後の世界の気候はどうな […]

カオシデ石

大学受験は、すでに20年も昔のこととなったが、 いまだに覚えていて、しかもいまだに使っている語呂合わせが、これだ。 カオシデ石は二畳敷き、サンジュラ伯は財産にした 地質年代の覚え方である。 すなわち、 (古生代)カンブリア紀、オルドビス紀、シルル紀、デボン紀、石炭紀、二畳紀、 (中生代)三畳紀、ジュラ紀、白亜紀 (新生代)第三紀 これらそれぞれの頭文字をとってつなげたもの。 もちろん、サンジュラ伯 […]