科学一般

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「面白すぎる天才科学者たち 世界を変えた偉人たちの生き様」(内田 麻理香)

  程度の差こそあれ、歴史に名を残すほどの人物であれば、 ジャンルを問わず、一般人には理解できない一面を持っている場合が多い。 その中でも、特に著名な科学者にターゲットを絞って、 面白エピソードを探ろうというのが、本書である。 各ターゲットごと、必ず「男女関係がどうだったか」について触れられるため、 雑誌感覚で流し読みするにはちょうどよい。 なかでも、アインシュタインの女性関係にだらしな […]

「きわどい科学―ウソとマコトの境域を探る」(マイケル・W. フリードランダー )

  科学とインチキの間といっても、 ・ギリギリだけれど科学といえるもの ・科学っぽいけどインチキなもの ・グレー判定のもの に大別される。 それぞれが厳密にどう異なり、 それらに対峙するときに我々はどういう態度でいるべきかを、 科学者である著者が、科学者的視点で語った本。 UFOや超能力といった、オカルト的なネタも取り上げられてはいるが、 いわゆる「トンデモ科学本」のように読者を煽るので […]

「疑惑の科学者たち: 盗用・捏造・不正の歴史」(ジル・アルプティアン)

  真実を追求するという科学の歴史の裏には、 ある意味当然ながら、その真実をねつ造した者たちの歴史もある。 もしくは、真実に到達したものの、 その過程においてフェアではない行為が行われた場合もある。 まだ記憶に新しい事例では、あの小保方晴子。 また、パストゥールのような伝説的な偉人にも、盗用があったとし、 アインシュタインでさえも、現代の基準で判定すれば「アウト」だという。 その他にも科 […]

「感染地図」(スティーヴン・ジョンソン)

  泥と糞尿の臭いに包まれた、19世紀ヴィクトリア朝のロンドン。 ソーホー地区で発生したコレラに立ち向かう、 無口な医師と善良なる牧師。 この本は、疫病という見えない敵に立ち向かう科学の力と、 その背景にある都市や行政の在り方を、 物語風に語った、科学エッセイである。 小説以外の文庫本を読んで、 これほど興奮したのはどれぐらいぶりだろう。 本書のあとがきに掲載されているシアトル・タイムズ […]

「続 狂気の科学」(レトU.シュナイダー)

  副題は「真面目な科学者たちの奇態な実験」。 ・くすぐられると笑うということには、心理的要素が影響しているのか ・洞窟のような暗闇でも体内時計は正しく機能するか ・黒板を爪でこする音はなぜ不快なのか ・・・・・・ といった、題材が変わってはいるが、 「狂気」とまでは言い難い科学実験を紹介した本の続編。 続編なのだが、自分は前作は読んでいない。 紹介された実験の中には、 いまだ結論の出て […]

「感染症の世界史」(石 弘之)

  我々は、目に見える生物ですら全ては知らないのに、 菌やウィルスになれば、なおさらである。 地球は広い。 生物学や進化学の視点でみれば、 菌やウィルスの性質と言うのはとても興味深いのであるが、 厄介なことに、それらは我々の天敵となるものも多い。 特にウィルスについてみれば、 精密機械さながらに我々の細胞や遺伝子を狙い撃ちし、 時には脳までもコントロール、 しかも変異が早いため、ワクチン […]

「世界を変えた6つの『気晴らし』」(スティーブン・ジョンソン)

    ホイジンガの「文化は遊びとして発生し、展開してきた」という言葉はあまりにも有名だが、 その具体的事例をピックアップし、 それらがどのようにして、本来の目的とは異なる、 社会的・政治的影響を及ぼすことになったのかを、 つぶさに検証した本である。 個人的に印象深いのは「胡椒」で、 世界史を勉強した人なら分かると思うけれども、 なぜヨーロッパ人があそこまで血眼になって胡椒を求 […]

「科学が解いた!? 世界の謎と不思議の事件ファイル」(北山 哲)

たまにこういう、junkyな本が読みたくなる。 新刊なので、目新しいネタがあるかと思ったけれど、 取り上げられているラインナップは、 昔ながらのというか、オカルト界の常連たち。 稀に最近の研究(?)結果が挿し込まれている程度で、 内容的にも、予想通りで特筆すべきはなし。 ただなんだろう、 ふと子供の頃のお菓子とかを食べたくなるのと一緒で、 ついつい覗いてみたくなってしまうジャンルでもある。

「ヤバンな科学」(池内 了)

  なぜこんなヘンテコなタイトルなのかは謎だが、 科学者による科学エッセイ集。 特に、環境やエネルギーの問題については、 その重要性や課題を何度も丁寧に論じており、 そしてそれらが書かれた時期が、 「あの」原発事故の前であることに驚かされる。 あのような問題が発生することは、 この著者のような、一部の学者からは警告がなされており、 それらの警告に真摯に耳を傾けなかったことにより、 取り返 […]

「ミュオグラフィ」(田中 宏幸 大城 道則)

  ピラミッド云々、という副題を見ると、 なんだかオカルト関連の本っぽく感じるけれど、 マジメな科学の本である。 光子(フォトン)が描く像を「フォトグラフィ」と呼ぶのと同様、 ミュオンが描く像のことを「ミュオグラフィ」という。 ミュオンは、宇宙から降り注ぐ宇宙線が、 地球の大気に触れる際に生じる素粒子であり、 我々の体も、一日に何百万というミュオンが通過している。 ただ、ミュオンは物体の […]

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