科学一般

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「WHY TIME FLIES:なぜ時間は飛ぶように過ぎるのか」(アラン・バーディック)

誰しもが実感したことのある、 歳を取ると、 時間の経つのが早くなる 楽しいときは、 あっという間に時間がすぎる という現象を、 心理学、神経生物学的に検証した本。 タイトルに惹かれて読んでみたものの、 自分が、これらの学問の知識に乏しいのと、 2行で済む話を、 長々と語るという著者のクセ?で、 正直、イマイチな印象。 いやぁ、それこそ、 時間がゆっくり流れる読書だった。 時間間隔の「ズレ」について […]

「科学で解き明かす 禁断の世界」(エリカ・エンゲルハウプト)

死体の話から始まり、 昆虫食、性器、共食い、屍姦、 寄生虫、排泄物、呪術、 等々、 一般的に気味が悪いとされるものや、 タブー視されているもの、 触れないことが、 暗黙の了解になっていること事柄について、 女性サイエンスライターが、 その道の専門家達の研究内容を紹介しながら、 考察を行っている本。 例えば、 あの嫌われモノの「G」について、 果たして脚を何本失うまでは、 走る速さが変わらないのか、 […]

「清少納言がみていた宇宙と、わたしたちのみている宇宙は同じなのか?ー新しい博物学への招待」(池内 了)

博物学の視点で、 日本の古典を見つめ直す、 文系と理系とを繋ぐエッセイ。 よく考えてみれば、 『万葉集』や、以降の勅撰和歌集って、 巻ごとにテーマがあって、 そのテーマに即した植物なり動物なりを、 詠み込んだ歌が並んでいるわけだから、 ある意味、 博物学的な作品なんだよな。 『枕草子』の、 「星は~」「虫は~」っていう、 いわゆる「ものづくし」も同様だし、 言ってみれば、 俳句の季語も、そう。 『 […]

「サイエンス ペディア1000」(ポール・パーソンズ)

科学の10カテゴリーから厳選された、 1,000のワードについて、 分かりやすく解説した、 いわゆる「読む事典」。 ただ、たとえば、 「光量子仮説」「ティティウス・ボーデの法則」 がないなど、 1,000個のワードの選出には、 苦労したんだろうな、と思う。 物理・化学・生物・地学 の分野に加え、 社会化学・情報・応用化学 といった、 高等学校では習わない内容も含まれており、 大人も満足な読み応えか […]

「京大 おどろきのウイルス学講義」(宮沢 孝幸)

この本に説得力があるのは、 著者がウイルスの専門家であるとともに、 獣医であることだと思う。 どういうことかといえば、 本書でも再三触れられているとおり、 現在研究が進んでいるウイルスは、 ヒトの病気の原因になる、 いわば氷山の一角だけであり、 その他大部分のウイルスは、 動物に潜んでいる。 動物が宿主のうちは無害なウイルスが、 ヒトに感染したときに、 病気を起こす場合が厄介なのであり、 であれば […]

「0番目の患者 逆説の医学史」(リュック・ペリノ)

「0番目の患者」(ゼロ号患者)とは、 その病気における最初の患者、 という意味なのだが、 なぜ「1号患者」ではないのかといえば、 その患者の死亡後など、 あとになってから、 その患者が実は最初の症例だった、 ということが分かったケースだから、 というのが僕の理解。 要は、様々な病気や症状における、 最初(と思われる)事例を紹介した本で、 なぜそのような病気や怪我を起こしたのか、 そしてそれを知った […]

「宇宙研究のつれづれに」(池内 了)

この著者でこのタイトル、 ワクワクして読み始めたのだが、 内容は想像と大きく異るものだった。 この本のテーマは、 科学倫理というか、 科学者が政治、特に軍事からの誘惑・圧力に、 どのように対処すべきか、 というもの。 日本学術会議の問題は、 まだ記憶に新しいが、 科学者が政府の言いなりになると、 間違いなく軍事利用されるというのは、 我が国の歴史を振り返るまでもなく、 現に、それが海外では、 当た […]

「空間は実在するか」(橋元 淳一郎)

「空間は実在するか」 というタイトルはあまり正確ではなく、 どちらかと言えば、 「空間&時間論」とでも呼ぶべき内容。 それもそのはずで、 本書で扱う「空間」とは、 ミンコフスキー空間(あるいはリーマン空間)で、 そこでは空間と時間とは、 座標軸として対等の存在であり、 どちらかだけを語ることは、 意味をなさないからである。 時間と空間とは不可分、 という事実を確認したうえで、 相対性理論の基礎や、 […]

「あなたの知らない脳 意識は傍観者である」(デイヴィッド・イーグルマン)

思わず~してしまう、 気付いたら~していた、 というような日常的な無意識の行動から、 泥酔時に普段と真逆の言動をしてしまう 夢遊病状態で犯罪を犯してしまう というような特殊な行動まで、 どうやら我々の中には、 「自分が知らないもう一人の自分」 がいて、 そしてその「もう一人の自分」が、 本来の自分の意志とは関わりなく、 ちょいちょい顔を出すことに、 多くの人は、 薄々気付いているに違いない。 その […]

「でたらめの科学 サイコロから量子コンピューターまで」(勝田 敏彦)

「乱数」についての入門書。 乱数の特徴を端的に挙げるとすれば、 ・配列の予想がつかず、偏りもない数の集合 ・その数を示すよりも、 短く説明をすることができない数の集合 といったところか。 ただでたらめに数が並んでいるだけではなく、 「偏りがない」というところがポイントで、 まとまった量の数を調べたときに、 特定の数だけが、 多かったり少なかったりしてもいけない。 数学でいえば、 π(円周率)もe( […]

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