生物・進化

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L型・D型の件

生物・化学の学習は中2で投げ出してしまった僕でも、アミノ酸にL型とD型という2つのタイプがあるというぐらいは知っている。 ヒト、いや地球上のほとんどの生物はL型しか利用していないという謎が、磁気単極子の問題を想起させるのと、NASAがL型に偏ったアミノ酸を含んだ隕石を発見したというニュースが、僕の頭にこびりついていたせいである。 なぜそこまでL型に偏るのかの原因だが、最近では中性子星のような、回転 […]

「ヒトは食べられて進化した」(ドナ・ハート/ロバート W.サスマン)

得体の知れない何物かに人間が襲われる・・・というのがホラー映画の基本だけれども、 ドラキュラはカッコつけすぎな感じがするし、プレデターは捕食するわけではないし、 エイリアンは舞台設定が非現実的だし・・・って考えると、 ヒトを襲って喰らうゾンビこそが、正統なるモンスターか。 以前、巨匠ジョージ・A・ロメロ監督のゾンビ映画(タイトルは失念)を見たことがあったけれども、 その時の感想はズバリ、「野生の王 […]

ティタノボア・セレホネンシス

2年ほど前に、コロンビアで発見された史上最大のヘビだという。 体長約14m、体重約1t。 興味深いのが、この蛇が生息していた時代で、今から約6,000万年前。 蛇の祖先は、ジュラ紀の後半に登場したと言われ、 恐竜などの大型爬虫類から地中(あるいは水中)に逃れて棲むうちに、脚がなくなったといわれている。 「マイナーな爬虫類」だった蛇が、 6,500万年前の天変地異をワニやカメとともに生き延び、 その […]

「巨大翼竜は飛べたのか スケールと行動の動物学」(佐藤 克文)

看板に偽りあり。タイトルに騙された。 翼竜の話が出てくるのは最後の10分の1ほど。 あらかじめ前書きにて、「翼竜の話が出てくるのは最後の最後だけれども、 それまでの話は大事な前提となるので我慢して読んでいただきたい」とあったけれども、それも本当か疑わしい。 なぜなら、翼竜についての論旨をまとめると下記になるのだが、 ①翼長が10mを超す翼竜の体重が、従来の説のとおり70kgだというのはおかしい。 […]

生命はどのように誕生したか

生命はどのように誕生したのか、という、 科学にとって極めて根源的な疑問について、 未だに納得のゆく答えは出ていない。 古くから有力な説は、 原始地球に落雷などを契機とした何らかの科学反応によって 有機物が誕生した、という説だけれど、 それなら実験室で再現できそうなものなのに、 誰一人として成功していない。 最近、どこぞの科学者が隕石の中に生命痕を発見したというニュースがあった。 興味深かったのは、 […]

「生命40億年全史」(リチャード・フィーティ)

明日は5時前に起きねばなので、簡潔に。 僕が偶々この分野に興味があるだけなのかもしれないが、 近頃、生命の進化の歴史に関する書物があまりに多い。 なかには「トンデモ理論」を繰り広げる本も多い中で、この本は流石、科学の視点に立ち、 かつ一般的な興味を惹くことも忘れず、なんともバランスの良い(心憎い)著作である。 ただ、進化学というのは、余程の発見がない限りは、得てして、型通りの説明に陥りやすい。 も […]

「恐竜博物図鑑」(ヘーゼル・リチャードソン)

図鑑なんていうものは、何冊もいらない。 特に恐竜のような、半ば想像に頼らざるを得ないようなものが相手だと、”良識的な”図鑑が1冊あれば十分だ。 数多ある同類の書籍の中でも、この恐竜図鑑は、抜きん出て素晴らしい。 ボリュームはむしろ少ない方だが、他の多くの図鑑類が、どちらかといえば「絵本」に近いのに比べ、 この『恐竜博物図鑑』は大人でも普通に読めるように(いや、むしろ大人向け)、一体一体に学術的な解 […]

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