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Erykah Badu『NEW AMERYKAH Part Two』

僕が20代前半の頃、「エリカ様」といえば、このエリカ・バドゥ。 思えばローリン・ヒルとか、”本格的”女性R&Bが盛り上がりを見せ始めていた時期で、 そんな中でも、エリカ・バドゥはひと際個性的だった。 まぁひと言でいえば、シブい、のである。 いわゆるイマドキのR&Bではなく、もっとtrivalというか、funkなというか、 あの独特の声で繰り広げられるのは、ま […]

「生命40億年全史」(リチャード・フィーティ)

明日は5時前に起きねばなので、簡潔に。 僕が偶々この分野に興味があるだけなのかもしれないが、 近頃、生命の進化の歴史に関する書物があまりに多い。 なかには「トンデモ理論」を繰り広げる本も多い中で、この本は流石、科学の視点に立ち、 かつ一般的な興味を惹くことも忘れず、なんともバランスの良い(心憎い)著作である。 ただ、進化学というのは、余程の発見がない限りは、得てして、型通りの説明に陥りやすい。 も […]

「文鳥」(夏目漱石)

漱石の作品で何が一番好きですか? なんて質問をイマドキしてくる人はいないだろうけれども、 万が一そう聞かれたら、僕は「文鳥」と答える。 小説というよりも、随筆(エッセイ)と呼んだ方がよいのかもしれない。 特に何のあらすじがあるわけでもなく、漱石が鈴木三重吉から文鳥をもらって、それを飼って、その文鳥が死ぬまでの話である。 これはあくまでも僕の主観だが、夏目漱石という人は、教科書流に言うところの「日本 […]

芸術とは何かについての実験的アプローチ

「アキレスと亀」「競技場」などで有名な「ゼノンのパラドックス」の1つに、「飛んでる矢は(実は)止まっている」というのがある。 その知名度とは裏腹に、数学的には厄介な問題を含んでいるのだけれども、「動的なものに(仮に)絶対静止を与える」という見方をしたという意味で、このパラドックスの示唆するところは、実に多い。 芸術はどこから派生したか、というテーマについて端的に述べることはとてもできないけれども、 […]

「死の勝利」(ダヌンツィオ)

小説というものが極端に少ない僕の本棚の中で、貴重な作品。 森田草平の『煤煙』に影響を与えた作品として有名で、 コテコテの浪漫主義というか、ワーグナーの心酔者が小説を書けば、間違いなくこんなんになる、という見本のような作品。 経済的には何不自由なく、恋人にも恵まれている青年が、なぜか「死にたい」という願望にとらわれ、 最後は恋人とともに無理矢理心中してしまうというのがこの話。 もし同じテーマで小説を […]

「美術館の政治学」(暮沢剛巳)

朝日新聞社に勤めていた、昔の彼女が置いていった本だけれども、エラく難しい本で、僕が理解できるレベルを遥かに超えている。 つまりは、作品(ソフト)という視点ではなく、ひたすら箱(ハード)の面から、美術館に迫ろうという著作。 でもタイトルの通り、ホントに「政治」っぽい内容で、ごめんなさい、この本の内容はほとんど理解できていないです。 ただ僕の本棚の中で、妙に存在感を主張しているので、敢えてここで紹介し […]

映画「NINE」

懲りずに映画です。 あ、予告しておきますが、次回はまた酒です。あしからず。 恥ずかしながら、「8 1/2」は観ていないのだけれども、フェデリコ・フェリーニが元ネタであるということで、 何となくこの作品に対するイメージはできていた。 だから、メディアによるこの映画の取り上げ方は、「ちょっと違うんじゃないかな・・・」と思っていたし、 「意外とつまらなかった」という周りの感想を聞くたびに、納得してしまう […]

大山 特別純米酒

白州 -バーボンバレル-

「エンタメっちゅうても、映画と酒だけやないけ!」と、(なぜか)関西弁でツッコまれるのを怯えながら。 まぁ、そう焦らないでください。徐々に出てきますから。有象無象が。ニョキニョキと。 ということで、今日は(相変わらず)世界一ウマいシングルモルトのお話。 「世界一」といっても、酒の好き嫌いほど個人差が歓迎される分野はないので、あくまでも僕の基準です。あしからず。 まず間違いなく、「白州」はシングルモル […]

「宇宙を支配する6つの数」(マーティン・リース)

自分の本棚を一冊ずつ紹介するペースよりも、新しい本を読むペースの方が早くて、途方に暮れているわけです。実は。 そんな愚痴はさておき、例えば重力加速度gや、光速度cの値が少しでも違っていたら、宇宙はどうなっていただろうか。 間違いなく、我々人類は生まれていなかっただろう。 しかしそれでも、そんな環境下で生物が誕生する可能性は否定できない(どの値がどれぐらい違っていたかにもよるが)。 そうしたらその生 […]

ホロヴィッツといえば

ホロヴィッツといえば、僕の中ではショパンでもリストでもラフマニノフでもなく、 やはり彼自身が作曲した、「カルメン変奏曲」。 名ピアニスト、ホロヴィッツの十八番中の十八番である。 何かのインタビューで、「あなたはピアニストにならなければ、何になっていましたか?」との質問をされ、 「作曲家だ」と即答していたのを記憶している。 残念ながら、彼の作った曲がどれぐらいあるのか分からないが、 ともかくもこの「 […]

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