アート・デザイン関連

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映画「画家と泥棒」

2020年、ノルウェーの映画。 展覧会で絵を盗まれた、 女性画家。 裁判で犯人を見た彼女に、 不思議なインスピレーションが生まれ、 犯人の肖像画を描くことを、 思い付く。 やがて、 完成した作品を観て、 号泣する犯人。 ※ここで入試なら、 「犯人は、絵を観て何故泣いたのか、 100文字以内で説明せよ」 って、問題を作りたいっす。 以降、画家と犯人との奇妙な関係がスタートし、 同時に、双方の心の葛藤 […]

「司馬江漢『東海道五十三次』の真実」(對中 如雲)

歌川広重の「東海道五十三次」は、 言わずと知れた、 世界的な名作浮世絵であるが、 まさかそれに「パクリ元」があり、 しかもそれを司馬江漢が描いていたとは…。 当然ながら、 江漢の「五十三次」には、 贋作説もある。 しかしこの本では、 まるでミステリー小説において、 名探偵が犯人のアリバイを、 ひとつずつ崩していくかのように、 江漢の「五十三次」が、 紛れもない真作であること、 そして広重が(悪い意 […]

映画「ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ」

2018年、イタリア・フランス・ドイツ合作の、 ドキュメンタリー映画。 第二次大戦中、 ヒトラーとその右腕だったゲーリングが、 高価な美術品を次々と「略奪」し、 自らの収集欲と虚栄心を満たしていたこと、 所有者のもとに戻らない、 あるいは行方不明のままの、 作品が未だに多数あること、 などを通じて、 文化や芸術までをも踏みにじった、 ナチスの蛮行を訴えるとともに、 最終的には、 人間と芸術作品との […]

「タイトルの魔力―作品・人名・商品のなまえ学」(佐々木 健一)

主に美術作品を題材として、 作品とタイトルとの関係、そしてタイトルとは何なのか、 について論じた本。 扱う内容が巨大すぎて、 新書のボリュームでは耐えきれないのと、 文章がややくどいこともあり、 ちょっと不完全燃焼な感はあるが、 芸術作品以外でも、 普段何気なく手にする小説から商品に至るまで、 なぜそのようなタイトル(ネーミング)なのか、 そこにはどのような意味が込められているのか、 などを考える […]

「美の構成学―バウハウスからフラクタルまで」(三井 秀樹)

一言で説明するならば、「毒にも薬にもならない本」。 構成学とは何なのか、 それがなぜ大切なのかについて書かれているわけなのだが、 全編に渡って教科書的著述というか、 事実としてはその通りな内容なのだけれど、 まったくもって、面白くない。 デザインに携わっている人の文章って、 中途半端な(自称)文筆家よりも読み応えがある印象だったのだけれど、 この本は違ったなぁ。 新書だから仕方ない面もあるのだろう […]

「知られざる北斎」(神山 典士)

ちょっと一風変わった葛飾北斎論。 何が変わっているかというと、 これは北斎の作品論でも人物評でもなく、 「北斎を北斎たらしめたあれこれ」についての著作だということ。 具体的には、 北斎ブームをプロデュースしたともいえる林忠正についてと、 最晩年の北斎を支えた高井鴻山、 そして現代における小布施やすみだでの北斎に対する思い、 これらを、著者自身が足を運んでの調査やインタビューを交えながら、 熱く生々 […]

「世界のビジネスリーダーがいまアートから学んでいること」(ニール・ヒンディ)

  ビジネスとアートの、思考・指向の共通点について、 多くの事例の紹介とともに、熱く語った一冊。 実際、僕も絵画・音楽・文学にはずっと興味があって、 それらの共通点を抽出して系統立てたい、というのが、 このサイト(ukiyobanare)の目的だったりするのだけれど、 確かにそれらを嗜んでいることで、 仕事の面で助けられた経験は多々あって、 その意味ではなるほど、と思う反面、 でもこの本 […]

「ヌードがわかれば美術がわかる」(布施 英利)

  ヌードがわかれば美術がわかるとは思わないが、 美術がわかるためにはヌードがわかることは、たぶん必須なのかな。 要するに、彫刻や絵画に、ヌードの名作はあまりに多い。 ルノワールにせよマネにせよ、 今日、我々はヌード画を当たり前のように目にするが、 ヌードが芸術となったのは果たしていつからなのか、 そしてそれは人々にどのように享受されてきたのか、 ということを中心に述べた本である。 同時 […]

「日本 傑作広告」(大伏 肇)

  随分と古い本だと思って古書店で買ったのだが、 初版が平成3年とのことで、そうでもなかった。 でも扱っている素材は江戸~昭和初期にかけてのものなので、 内容的には、古書然としている。 Webの業界に入って以来、 なぜかチラシとかポスターとか「1枚もの」の広告に興味があって、 それはなぜかと考えてみるに、 1枚という限られたスペースで、伝え手と受け手がいかに濃い内容をやり取りできるか、 […]

「美術の力 表現の原点を辿る」(宮下 規久朗)

  ありきたりの作品や美術史の解説ではなく、 作品に込められた思いや背景、 そして観る側はそれをどのように受け止めるべきか、 この本を読みながら、 東大の3年目か4年目に受講した、 木下直之先生の美術史の講義を思い出していたのだが、 偶然か必然か、 本書の著者も木下先生にお世話になったという話が載せられており、 もう20年も前になるけれども、 課外授業で浅草寺の絵馬堂を見学した強烈な思い […]

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