三味線

2/4ページ

三味観世音

津軽の稽古の帰りに、両国の回向院へ。 回向院はペットの供養で有名ではあるが、 三味線のために犠牲になった犬や猫たちのための供養塔もある。   撥の形をしていて、「三味観世音」「犬猫供養塔」「糸塚」と書いてある。 犬や猫の他にも、象牙や鼈甲、水牛など、三味線という楽器は、 動物の犠牲によって出来ているといってもよい。 この塚にお参りすることで、少しは罪滅ぼしになるかと思って。 お隣には、竹 […]

「三味線音楽史」(田辺 尚雄)

  楽器としての三味線の歴史や、 三味線音楽(主に浄瑠璃)の成り立ちについて、 網羅的に書かれている。 浄瑠璃の語源ともなった「浄瑠璃姫物語」の成立経緯や、 小唄の歌詞について、万葉集や古今集を例にして検証したり、 所々に文学的アプローチが垣間見られるのが、ユニーク。 どのようなジャンルであれ、三味線と関わる人には、 一度は読んでほしい本である。

本番:すみだ鯉のぼりフェア(東白鬚公園)

スカイツリーをバックに、500匹近くの鯉のぼりが舞うすみだの名物イベント。 男の子がいる家庭は、とりあえず鯉のぼりを買うのだろうけど、 それを堂々と上げる機会は、実はあまりないのではないか。 そんな、「家庭で眠っている鯉のぼり」を集めて一斉に掲げよう、というこのイベントの主旨は、 なかなか目の付けどころが良いと思った。 5/4好天のもと、会場のステージで2回、津軽三味線を演奏。 一番の懸念だった新 […]

「こば式忍び駒」を使ってみた

都内の集合住宅に住んでいる限り、 昼間だろうが夜間だろうが、何の気兼ねもなく部屋で楽器を演奏することは不可能に近い。 三味線では、「忍び駒」と呼ばれる、胴一杯の幅のある消音用の駒を使うのが一般的で、 通常の三味線であれば、これで十分役に立つ。 しかし津軽三味線となると、撥で皮を叩く音が気になるのと、 スクイでの速弾きフレーズが多いので、忍び駒では何かと弾きにくい。 そこで、前から気になっていた「こ […]

津軽本番2days(一日目)

まさかの二日連続本番の一日目。 今日は、「第21回 さくら堤通り花まつり」での演奏。 土曜日だというのに、割と早めに目が覚め、 津軽ではなく、長唄(細棹)を練習するという余裕(?)っぷり。 全然余裕ではなかったのですが(汗)。。 蔵前のリハ会場に行ったら、 メンバーのうち、1人がインフルでダウン、1人が行方不明(゚ロ゚ノ)ノということが判明。 仕方なく、師匠含め三人編成で臨むことに。 何とかリハも […]

三味線の勘所についてのメモ

三味線の奏法において、「何番の勘所」を押さえることが多いのか、 それは果たして長唄、清元などのジャンルによって偏りがあるのか、 ということを調べると、おそらく興味深い結果が得られると思う。 正確な結果はともかく、文化譜でいうところの「3番」の勘所が、 最も使われる勘所のベスト3に入るだろうことは間違いないだろう。 「3番」の勘所は、本調子でいえば、特に一・三の糸では基音から「短三度」の関係にある音 […]

津軽五大民謡

去年の12月から少しの間、訳あって稽古を休んでいたのだけれども、 その間に津軽五大民謡をマスターしようと思い、 途中で挫折しそうになりつつも、丸々二か月かかって、ようやく一通り覚えられた。 津軽五大民謡とは、三大民謡(「津軽じょんから節」「津軽よされ節」「津軽小原節」)に、 「津軽あいや節」「津軽三下がり」をプラスしたもので、 共通したフレーズや似てる部分もあるのだけれど(その分、覚えるのに苦労し […]

「三味線の運指法とサワリ現象について」(中能島 欣一)

最近は、ネットで学術論文を検索、閲覧できる。 有料のものもあるが、中には無料で、興味深いモノに出くわすことがある。 この「三味線の運指法とサワリ現象について」は、 おそらく中能島欣一が、おそらく東京芸大の教官だったときに書かれた論文で、 何と言っても、超一流の奏者によって書かれたという点で、 他の解説書と比べても格段に説得力がある。 特に、勘所を押さえる際の「ズレ」をどこまで許容すべきか、というく […]

「ニッポンの伝統楽器 義太夫節の三味線」(@東京音楽大学)

女流義太夫の、鶴澤三寿々さんの講演が、東京音楽大学であるというので、受講しにいった。 副都心線の雑司ヶ谷駅で降りると、とても新宿と池袋の間とは思えない静かな街で、 スマホのナビを頼りに、細い道をクネクネと進んでいくと、東京音楽大学に着く。 受験シーズンの土曜日だというのに、学生が大勢いる。 チェロやらラッパやら、みんな楽器のケースを抱えて、楽しそうに談笑している。 そりゃ、4年間も音楽やれれば楽し […]

三味線の調律についてのメモ

先日、義太夫を聴きにいった際、相撲甚句の披露中に、 裏の楽屋から微かに三味線の音が聞こえてきた。 普段ならそのようなことはないのだが、小さな会場だったので、幸いにも?聞こえてきたのだろう。 甚句はそっちのけで、三味線の方に集中していると、音合わせの音を拾えた。 レ-ラ-レ(D-A-D) で調弦している。 僕が普段弾いている津軽は、本調子ならば、ド-ファ-ド(C-F-C)の調弦で、 これは「四本調子 […]

1 2 4