協奏曲

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内田光子の「皇帝」

なんか最近、毎日「皇帝」を聴いているわけだが(笑)。 内田光子×小澤征爾指揮、サイトウ・キネン・オーケストラ って見ただけでも、 色モノ系な匂いがプンプンして避けていたのだけれど、 酔った勢いで聴いてみた。 第一楽章は完全に浮き足だっていて、 uchidaさんもミスタッチが目立つ。 第二楽章冒頭の弦楽器が美しすぎて、 おぉ、これぞ小澤征爾、となる。 uchidaさんは、無難にこなすが、 ちょっとト […]

ミケランジェリの「皇帝」

「変人」が多い音楽家の中でも、 ミケランジェリというピアニストは、 筋金入りの「変人」だったのだと思う。 でも、あの深いタッチ、 それでいて重くなりすぎず、むしろ流麗であり、 歯切れのよいリズム、 そして何よりもあの磨きのかかった音色、 久々に聴くと、 やはり僕はこのピアニストが大好きである。 そして「皇帝」は、このピアニストの特徴を活かすのに、 うってつけなのではないだろうか。 ジュリーニ指揮の […]

ブレンデルの「皇帝」

数日前のバレンボイムに続き、またも「皇帝」。 僕がピアノを先生に習っていたのが、 大学入試直前までで、最後に弾いたのがこの『皇帝』。 だから思い入れがあるといえばあるんだけれども、 何よりも、曲が好きすぎる。 ピアノとオーケストラのベストの調合をするならば、 こういう曲になるんだという、 コンツェルトとしての究極の出来映えなのではないだろうか。 さて、今回聴いたのはアルフレッド・ブレンデルのピアノ […]

バレンボイムの「皇帝」

なんやかんやで、もう40年間もクラシック音楽と過ごしてきて、 最近では「弾く」専門で、「聴く」方はご無沙汰なのだけど、 秋の夜長、というにはまだ暑さの残るこの時期、 珍しくyoutubeで演奏動画を何本か視聴してみた。 クラシック音楽というのは再現芸術なわけで、 曲そのものの良し悪しに加え、 それをどう演奏するか、というところが鑑賞のポイントとなる。 「皇帝」は、名曲揃いのベートーヴェンの中でも、 […]

カザルスの公開レッスン

最近、ハイドンの「チェロ協奏曲第2番」に今更ながらハマっていて、 youtubeでいろいろ聴いていたところ、 カザルスのマスタークラスの映像が出てきた。 みっちり30分間、褒めるところは「very good!!」と大袈裟に褒めて(確かに上手なのだが)、 直すべきところは、左手の指使いや音程、テンポ、 そして表現の仕方まで、幅広く、 実にメリハリのある教え方である。 これほどの巨匠でも、ここまで熱意 […]

フンメル「ファゴット協奏曲」

クラリネットほど甘くなく、オーボエほど尖ってない。 そんなファゴットが、最近のお気に入りである。 音色は素朴、音域は豊かで、 倍音混じりの低音域と、澄んだ中にもとぼけたような表情がある高音域。 森の中にそっと置いておいてもそのまま同化してしまうのではないかという外見も、 魅力のひとつだ。 そんなファゴットも、オーケストラに入ると極めて地味な存在となってしまうが、 何曲かの有名なコンツェルトもあり、 […]

シュナーベルの「皇帝」

クラシックの作曲家は作曲家であると同時にピアニストであることも多いから、 当然ながら、ピアノ協奏曲というジャンルに名曲は多い。 僕の中での「三大ピアノ協奏曲」といえば、シューマン、チャイコフスキー、 そしてこのベートーヴェンの「皇帝」。 特に「皇帝」は、18歳でピアノをやめる寸前に習った曲でもあるので、 思い入れが深いし、それこそ「毛穴の数まで」知っている。 そんな曲だから、誰の演奏を聴いてもそれ […]

テレマン「トランペット協奏曲ニ長調」

クラシック音楽史上、最も多くの曲を残したのは、 バッハでもモーツァルトでもなく、テレマンだという。 ピアノを習ったことのある人なら、 どこかで一度ぐらいは名前を聞いたことがあるはずで、 バッハとも親交のあった、バロックを代表する作曲家。 中学生ぐらいのときに、このトランペット協奏曲をFMラジオで放送していたのを、 当時はまだカセットテープで録音して、 よく聴いていたのを覚えている。 とにかく、これ […]

レスピーギ「グレゴリオ風協奏曲」

レスピーギといえば、いわゆる「ローマ三部作」しかまともに聴いたことがなかったのだけれど、 結構イイ曲あるじゃん?(←やや語尾上げ)ということで、 この「グレゴリオ風協奏曲」。 この「~風」、というのがクセ者で、クラシックの曲でいえば、 「トルコ風」とか「エジプト風」とか。 ちなみに、サイゼリヤのグランドメニューを見ると、 「ミートソースボロニア風」「タラコソースシシリー風」「パルマ風スパゲッティ」 […]

ショスタコーヴィチ「ピアノ協奏曲第2番」

ショスタコーヴィチのピアノ・コンチェルトは2曲あって、 第1番は「いかにも」な、やや重厚な曲なのに対し、 第2番は、「どうしちゃったの?」というぐらい軽妙・明朗で、 パッと聴くとプロコフィエフあたりの曲かと思ってしまうぐらい。 曲全体で20分前後だから、さっと聴いて、良い気分になるにはちょうどいい。 ノリノリ(死語)の第1・3楽章に挟まれた第2楽章がこれまた美しく、 この作曲家の引き出しの多さには […]