東京都美術館

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「ブリューゲル展 画家一族150年の系譜」(@東京都美術館)

特定のジャンルにおいて、一族で名前を残した例として、 音楽でのバッハ一族、数学でのベルヌーイ一族、 そして、絵画ではこのブリューゲル一族がその典型である。 特に今回のように、一度に多くの作品を目の前にする場合、 手元に系図を用意して鑑賞しないと、 あれ、これはどのブリューゲルだ?・・ということになりかねない。 そんなブリューゲル一族の出展作品の中でも際立っていたのは、 やはりピーテル・ブリューゲル […]

「ティツィアーノとヴェネツィア派展」(@東京都美術館)

上野公園では、早くも花見を案内する横断幕が掲げられていたが、 花の方はまだまだ咲く様子もなく。 けれど、知らぬ間に咲いて、知らぬ間に散ってゆくのが桜だから、 来週あたりには、公園の色彩も一変しているのだと思う。 とにかく人の心だけは、一足先に春になったような公園を横切り、 お馴染みの東京都美術館へ。 以前にこのブログで紹介したものもいくつかあったが、 今回あらためて注目したのは、この3作品。 ・「 […]

「ゴッホとゴーギャン展」(@東京都美術館)

企画展の場合、「何を見せるか」は勿論ではあるが、「どう見せるか」が重要となる。 特に今回の「ゴッホとゴーギャン」のような、 美術好きであれば、おそらく誰もがそのストーリーを知っているようなテーマの場合、 ヘタをすれば、作品そのものの魅力を減じてしまう可能性もある。 果たして「ゴッホとゴーギャン」という、この直球ど真ん中な企画をどう料理しているのか、 僕の興味はこの一点だった。 誰もが思いつく安易な […]

「ポンピドゥーセンター傑作展」(@東京都美術館)

思いも寄らぬ方向から、新たな発見があるというのは嬉しいものだ。 何度も見慣れてきた、東京都美術館の入り口にあるこの金属球のオブジェ。 この日、隣を通り抜けようとすると、不思議な音が聞こえてくる。 はて、と思って音のする方を見ると、子供が2人、この球を叩いているではないか。 珍しさに撮影をしている人たちはたくさんいるけれど、 叩いている人を見たことはない。 大人になってヘンな常識が身に着くと、 「作 […]

「生誕300年記念 若冲展」(@東京都美術館)

チケットを買うのに15分、入場するのに1時間、 午後もやや遅めの時間だったので、思ったほどは待たされなかった。 とはいえ、通常の美術展よりはだいぶ混んでいることは間違いない。 本を片手に列で待ちながら、 なぜ若冲はこれほどまでに人気なのかを、あれこれと考えた。 ・・・・・・ ・・・・・ と、考え始めたのではあったが、何やら周囲が騒々しい。 そう、僕の周りおばちゃんの集団が。 四列になって待たされて […]

「ボッティチェリ展」(@東京都美術館)

仕事を疲れを癒すには、絵を観るか音楽を聴くにかぎる。 (同じ音楽でも、演奏の方は逆効果。) 天気のよい週末なので、30分待ちぐらいは覚悟していたのだが、 思いのほか、会場内はガラガラ。 両国で開催されているレオナルド展の方に人が流れているのだろうか。 さてボッティチェリというと、ルネサンスを代表する画家という、 「世界史の授業的な」知識のみが先行し、 どんな本にでも載っている「ヴィーナス」や「プリ […]

「マルモッタン・モネ美術館所蔵 モネ展」(@東京都美術館)

まぁ色々とあって、美術館に足を運ぶのもだいぶ久しぶりになってしまった。 このブログを遡って確認したら、ちょうど半年ぶり。 観たかった美術展もいくつか見逃してしまったけれど、 「絵画鑑賞に飢えた状態」 を作り出すには、ちょうどいい期間だったのだと前向きに捉えることにしよう。 そんな状態にとっては、モネという画家は最適だった。 セザンヌほど理知的ではなく、ルノワールほど官能的でもない。 ほどほどの美し […]

ウフィツィ美術館展(@東京都美術館)

フィレンツェの黄金期、 この時代の作品は、やはり観ていて安心する。 人間性というか、豊かさというか、 僕にとっては「癒し」の要素が満載だ。 例によって、気に入った作品をとり上げてみよう。 ・フラ・バルトロメオ「ポルキア」 とにかくバランスが良い。 そして、女性の体が描く優美なカーブ。 欠点を探す方が難しい。 ・ギルランダイオ「聖ヤコブス、聖ステファヌス、聖ペテロ」 これも完璧なデッサンの上に、ディ […]

日本国宝展(@東京国立博物館)

三連休中だったので、ある程度混むことは覚悟していたけれども、 まさかの90分待ち。 幸い、天候が良い日だったので、 スカイツリーでも眺めながらのんびりと待つことに。 金印や玉虫厨子をはじめ、 歴史の教科書に載っているような遺物が多く展示されているので、 この混雑も当然と言えば当然なのだろう。 館内に入り、最初の展示は「仏足石」。 古代歌謡が専攻だった自分は、「仏足石歌」というものには馴染んでいたの […]

「ターナー展」(@東京都美術館)

前日、まだ4,000円チャージされてるSuicaをどこかに落としてしまい、 滅入った気持ちを引き摺りながら上野公園を歩くと、 広場で三重県のフェアらしきものをやっている。 興味もなく通り過ぎたのだが、マイクを持った女性が、 「こちらが、三重県のゆるキャラの“はいくちゃん”です! 三重県出身の松尾芭蕉にちなんで名付けられました!」 と元気な声でアナウンス。 うむ・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・ […]