三菱一号館美術館

「オルセーのナビ派展」(@三菱一号館美術館)

オルセーでボナールの魅力を体感できたのは、自分にとって相当の衝撃だったようで、 それ以来、ボナールを観れる機会があれば、足を運ぶようにし、 そして観るたびに、新しい発見がある。 とにかく、飽きない。 とことん作品を観てみたいと思えるのは、 ボナールの他には、セザンヌぐらいである。 なので、「ナビ派」というとぱっと思いつくのはドニではあるが、 そもそもドニはそんなに好きな画家ではないし、 当然ながら […]

「プラド美術館展」(@三菱一号館美術館)

相変わらず狭くて、ムダに部屋の多いこの美術館。 美術鑑賞には、ソフトはもちろんだが、 ハードの問題も重要であると、来るたびに思う。 スペインが世界に誇るプラド美術館。 今回は目玉的な作品は来ておらず、小品が中心の展示なのだが、 そんな中で、自分のお気に入りを見つけるのが、 何といっても楽しみである。 皆が褒める作品が、優れているとは限らない。 さて、スペインといえば、ベラスケス。 今回の展示で一番 […]

「奇跡のクラーク・コレクション」(@三菱一号館美術館)

優れた作品には、理由がある という信念のもと、このブログでも、どこが優れているのかを、 極力具体的に分析するようにしているのだけれども、 優れている理由なんて、どうでもいいじゃん と思わせてくれるのが、デュフィとルノワール。 そのルノワールをメインとした展示なので、 行かないわけにはいかない。 ルノワールにしては珍しい、風景画や静物画も非常に興味深かったが、 ルノワールといえば、やはり、人物画。 […]

「ルドンとその周辺―夢見る世紀末」(@三菱一号館美術館)

またもや最終日に駆け込み鑑賞。 最近、なんというか、何事もギリギリにならないと進まない。 仕事でも、1日1時間でも進めておけば、今頃だいぶラクだったのに・・・と思うことがよくある。 追い詰められても最後は必ず終わらせるという自信?みたいなものがあるから、尚更タチが悪い。 僕がルドンに初めて興味を持ったのは、彼の代表作「瞳を閉じて」を見たのがきっかけで、 そのあと、岐阜の美術館にはルドンの作品が豊富 […]

「トゥールーズ=ロートレック展」(@三菱一号館美術館)

一時期たしかに、この画家を好きなことがあった。 だが今回、仕事に忙殺される中、クリスマス・イヴの展覧会最終日にようやく足を運んでみたものの、心を動かされない自分がそこには、いた。 なんだろう、「飽きた」といってしまえばそれまでだが、やはりロートレックには決定的にディテールが不足している。 よく浮世絵との類似点が云々されるけれども。浮世絵の魅力は実はディテールなのであり、 同じく「ポップアート」の先 […]

「カンディンスキーと「青騎士」展」(@三菱一号館美術館)

西洋絵画史は、「何を描くか」がまずあり、 次に、「どう描くか」を追求することで進化してきた。 しかしそれも、印象派を経て、フォーヴやキュビズムに行きついたところで、 (おそらくは)限界を迎えた。 カンディンスキーには、「何を描くか」は必要ではなかった。 「どう描くか」のみを追求することで、”純粋な”絵画としての可能性・潜在性を引き出すことに専念できた。 「抽象派」という呼称は、正しくない。 むしろ […]

「マネとモダン・パリ展」(@三菱一号館美術館)

ゲームやパソコンに限らず、芸術においても「ハードとソフトの問題」というのは、しつこく付き纏う。 この際、「三菱一号館美術館」というセンスの欠片もないネーミングには、百歩譲って目を瞑るとしよう。 しかしその、「ハードとしての美術館」のヒドさと言ったら、堪らない。 チケットを買って、いきなり狭いエレベータでアッパーフロアに移動させられ、移動したらしたで、狭い通路と人ゴミがそこには待っている。 やっと広 […]