数学

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「統計数字を疑う なぜ実感とズレるのか?」(門倉 貴史)

世の中の統計と呼ばれるものには、 意図したものであれ、そうでないものであれ、 さまざまなバイアスやごまかしが潜んでいることを、 具体例とともに説明した本。 身近な例でいえば、「平均寿命」。 一見、何の間違いも生じないような単純な平均計算のように思えるが、 その計算方法を知ることで、 なかなか一筋縄ではいかないことが分かる。 また、「有効求人倍率」や「犯罪検挙率」といった、 普段のニュースでよく耳に […]

「数学的決断の技術 やさしい確率で『たった一つ』の正解を導く方法」(小島 寛之)

仕事でもプライベートでも、 何かしらの「決断」を求められるシーンは、多々ある。 そういった場面で、 何となく「勘」で判断するのではなく、 数学(確率)的根拠に基づくことで、 多少は判断の選択肢の幅が広がるのではないか、 というのがこの本の趣旨。 この本で紹介している数学(確率)的根拠とは、 ・期待値基準 ・マックスミン基準 ・マックスマックス基準 ・サベージ基準 の4種類で、それぞれについて具体例 […]

「天才数学者、ラスベガスとウォール街を制す(上) 偶然を支配した男のギャンブルと投資の戦略」(エドワード・O・ソープ)

ギャンブルや投資における「勝ち方」を指南した書ともいえるが、 どちらかといえば自伝的エッセイに近い。 ブラックジャックのルールも知らないまま、 数学を利用すれば勝てるのでは?と思い研究を続け、 遂にはあまりに勝ちすぎて、ラスベガス中のカジノを出禁となり、 挙句の果てには殺されかけたという。 ルーレットも同じく、 回転速度や玉の位置などを毎回計算し、 稼ぎまくる。 夢のような話だが、すべて事実。 そ […]

「数学の真理をつかんだ25人の天才たち」(イアン・スチュアート)

フェルマー、オイラー、ガロア、リーマン、ポアンカレ・・ 錚々たる25人の天才たちについて綴った大著。 単なる伝記ではなく、 彼らが何をどのように考え、そしてどこへ到達したのかを、 なるべく数式を使わないで解説している。 この本を読んであらためて実感したのは、 やはり偉大なる数学者たちは、 概念を視覚化することに優れていたのだということ。 数学の始まりが幾何学であったことはもちろん、 座標や複素平面 […]

「学問の発見 数学者が語る『考えること・学ぶこと』」(広中 平祐)

  著者は数学のノーベル賞ともいうべきフィールズ賞を受賞し、 京都大学・ハーバード大学の名誉教授も歴任した、 日本が生んだ世界的な数学者。 とはいっても数学に関する内容はごく一部で、 大部分は、学問をしたり物事を考えたりする上で大切なこと、 そして、人生で心がけるべきことについて熱く語った、 青少年向けの啓蒙書といっていい。 そんな本を40台半ばのおっさんが一生懸命読むのは、 世間的には […]

「読む数学記号」(瀬山 士郎)

  まずは自身の数学事情から。 去年は40過ぎにして、 数学を勉強し直そうと思い立ち、数検は2級は合格、 準1級は1次のみ合格という状態で、 2018年こそは1級合格を、、と思っているのだが、 いろいろなタスクが多すぎて、 なかなか勉強の時間が作れない。 ならばせめて読書で栄養補給を、 ということで、この本を読んでみた。 小学校の算数から、偏微分や重積分まで、 余計な寄り道はせず、とにか […]

「代数入門 数と式」(遠山 啓)

  大学入試レベルの数学は学び終わって、 さて次は何に手をつけるべきだろう、 と思っている人にオススメできる非線形代数の入門書。 豊富な例題と解説に加え、 多くの練習問題まで載せた実践的書物であり、 読み物として楽しむだけでなく、 参考書としての利用価値もありそうだ。 複素数とか多項式というと、 まぁ確かに数学の中では、なかなか興味が湧きにくい分野ではあるけれど、 まるで講義を聴くかのよ […]

「数学ガールの秘密ノート 積分を見つめて」(結城 浩)

  ちょっと気になってた「数学ガール」シリーズ。 とりあえずは出たばかりの「積分」についてのを読んでみた。 数学をできるだけ易しく語る、 というのが、このシリーズのコンセプトなんだろうけど、 易しくといっても限度があるわけで、 特に積分ぐらいになると、極限って何?みたいな人にはそもそも理解不能だし、 そう考えると、数学初心者とういよりも、 そこそこ数学は好きで得意だった人が、 あぁ、そこ […]

「世界は素数でできている」(小島 寛之)

  素数の歴史や、素数に関する定理や公式を、 コンパクトにまとめた一冊。 説明がすごく分かり易いので、 大学受験レベルの数学知識があれば、何とか読める。 素数の世界と、ガウス平面とがリンクすると知ったとき、 数学は何て魅力的なんだろう!と心底から思った。 それ以外でも、この本で紹介されている数々の定理や、 ひいては量子物理の世界までがつながっているとは、 「世界は素数でできている」という […]

「怠け数学者の記」(小平 邦彦)

  フィールズ賞受賞の、日本を代表する数学者・小平邦彦のエッセイや書簡をまとめた本。 小平邦彦の名前を知らなくても、 終戦直後の1949年に、「敵国」であったアメリカの研究所から 招待をされた、と聞けば、 そのすごさは分かるだろう。 小平が招かれたプリンストンの研究所には、 ノーベル賞受賞の湯川秀樹・朝永振一郎のほか、 かのアインシュタインも同時期に在籍していた。 小平は数学の本質につい […]