天文・宇宙

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「宇宙はどのような時空でできているのか」(郡 和範)

  この本の特徴は、数式を多く載せていること。 科学の本に数式が書かれているなんて、 当たり前じゃないか、と思われる人もいるかもしれないが、 試しに本屋で、一般向けの科学本を手に取ってみてほしい。 そこには数式がほとんど見いだせないばかりか、 ひとつの数式すら見られない、というのもざらである。 科学関連の本において、数式がひとつ載るごとに、 売上が~%下がる、という話をどこかで聞いたこと […]

七夕あれこれ

・天文シミュレータソフト「ステラナビゲータ」。 なかなか買うタイミングがなかったのだけれど、 今年に入ってやって手に入れた。 年代と場所を指定することで星空を再現したり、 惑星や恒星まで疑似移動してみたり、 太陽系を外から眺めてみたり、 およそ天文に関することであれば、何でもできるといっても過言ではない。 都会に住んでいると、星空なんて見ることができないけれど、 七夕の夜ぐらいは・・・とというとき […]

泰階(太階)について

「泰階(太階)」という名の星について調べていたところ、 個人の方のブログに行き着いた。 ありがたいことに、「諸橋大漢和」の説明を引用してくださっている。 「星の名。上・中・下の三階に分れ、 毎階各二星、上階の上星を天子、下星を女主、 中階の上星を諸侯三候、下星を卿大夫、 下階の上星を元士、庶人に象る。 此の星が平かなれば五穀豊饒、天下泰平であるといふ」 六つの星からなる、という点で、 まず思い浮か […]

「星は周る」(野尻 抱影)

  最近発刊された、平凡社のSTANDARD BOOKS。 本屋の店頭で野尻抱影の名前を見つけて、 懐かしくて衝動買いをしてしまった。 野尻抱影を知らない人でも、 大佛次郎の兄であり、plutoを「冥王星」と訳した人、 と言えば通じるだろうか。 何といっても、天文学にロマンチシズムを注入して、 「愛でる学問」と呼ぶべきものに昇華させたのが、 彼の功績だった。 そのエッセイのひとつひとつは […]

「五○億年の孤独 宇宙に生命を探す天文学者たち」(リー・ビリングズ)

  ある時期から、太陽系外の地球型惑星を探す、 というのがブームになっているわけだけれど、 その裏側にある様々な問題点や、 学者たちの活躍・奔走ぶりなどを、 エッセイ風に描いた本。 ただ僕としては、ここでも何度か書いているように、 「もうひとつの地球探し」には、あまり価値を感じられず、 地球以外の天体で生命が見つかり、 万が一それが知的生命体だったとしても、 「だからどうした?」ぐらいの […]

「宇宙創生に挑むパイオニア」(NHK取材班)

  ホーキング、ビレンキン、ワインバーグ、佐藤勝彦、ダイソンといった、 宇宙物理学の”スター”たちの、各理論の簡単な紹介と、貴重なインタビューで構成されている。 今からもう25年も前の本で、登場する人物の幾人かは他界したけれども、 その内容は不思議なほど古びていない。 つまり、細かな修正は加えられてきたものの、 当時の理論がまだ生き永らえているということだ。 その後、記憶に新しいところで […]

「宇宙は自ら進化した」(リー・スモーリン)

  科学界の最後の悲願である、 量子論と相対性理論の統合が未だ成し遂げられないという状況の中で、 その溝を埋めるべく、あらゆる宇宙論が提示されている。 この本もそのうちの一つなわけだが、 いわゆる「トンデモ科学」とは一線を画した、 一線で活躍する物理学者による「仮説」であり、 それの正否は差し置いても、読む価値はある。 著者の仮説とは、 この宇宙には明らかに負のフィードバックが働いており […]

「暗黒星ネメシス 恐竜を絶滅させた死の星」(ドナルド・ゴールドスミス)

  表紙がちょっとアレなので、 電車で読むのがちょっと恥ずかしかったけれども。 この本の論旨を端的にまとめるとこうなる。 1.生物の絶滅には周期性がある ↓ 2.周期的な絶滅の原因は彗星である ↓ 3.大量の彗星を地球に降らせたのは、 未発見の太陽の伴星(ネメシス)である 科学とは、仮説を立ててそれを証明してゆくものであるが、 残念ながらこれは、1~3のすべてが「仮説」である上に、 しか […]

準惑星ケレス・衛星エンケラドゥス

表面の光る点が謎だった、準惑星ケレス。 待ちに待った高解像度の画像が公開された。 予想通り、これは氷なのだろう。 春先の山肌にわずかに残された雪のようにも見える。 表面に見えているのはごくわずかだが、 地下には大量の水分が閉じ込められている可能性もある。 続いては、土星第二の衛星エンケラドゥス。 見てのとおり、まるで卵か研磨された石のように美しい天体なのだが、 表面の氷の下は、一面の水だということ […]

ブルームーン

昨日(2015年7月31日)は、「ブルームーン」という現象が話題になっていて、 初めて聞く言葉だったので調べてみると、 ひと月のうちに二度満月があることを言うのだとか。 けれどこの現象は、別に騒ぐほどのことではない。 なぜなら、「一か月」(month)という単位は太陽を基準としているのであって、 月(moon)には何の関係もない。 たまたま、満月から満月までの周期が29.5日で「約一か月」であるこ […]

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