天文・宇宙

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「史的に見たる科学的宇宙観の変遷」(アーレニウス)

われわれ人類が、どのように星や宇宙を眺めてきたかを、 膨大な知識と鋭い観察眼で記した名著。 しかも訳者は寺田寅彦。 古本屋でしか手に入らないのが惜しい本である。 最後の方に、著者自身による宇宙観が部分的に語られるのだが、 生命は宇宙から来たとする、「パンスペルミア説」の立場をとっていることが、非常に興味深い。 いまとなっては割とメジャーな説となった、 全球凍結の後に生命の大爆発が起こったことなどに […]

宇宙レベルの知性

文明の発達を、エネルギーの利用という観点から眺めると、 次のようになるのではないだろうか。 ————————– 第一段階:狩猟・採集の時代 ヒトは他の動物たちと同様、食物連鎖の真っただ中にいて、 自然のエネルギーをそのまま享受・消費していた。 第二段階:農耕・牧畜の時代 効率よく生き延びるた […]

「スリランカの赤い雨」(松井 孝典)

以前、松井先生の地球の形成についての本を読んだときに、 感動した記憶がある。 あの論の中でメインだったのは、 太古の地球に降り注ぐ隕石に含まれていた水分が海を形作ったのであり、 その量が、現在の海の水量と計算上ほぼ一致する、というもの。 地球は「宇宙に向けて開かれた系」として扱わなければならない、 という考え方は、 第一線の惑星科学者の発言として強烈な説得力があった。 一方、この本で松井先生と対談 […]

「宇宙人の痕跡」(ピーター・コロシモ)

谷中をブラブラしていたときに、古本屋で購入した。 僕が生まれる一年前、昭和48年に発刊されている。 UFO、宇宙人、四次元、オーパーツ、古代遺跡、未確認生物、妖怪・・・ 幼い頃から「非科学的な」ことがらが大好きで、その手の本もだいぶ読んできた。 常識的な科学の知識を多少なりとも学んだ今でも、このような本がたまに読みたくなるのは、 「あるいはそうかもしれない」「いや、そんなことはない」という、どちら […]

「宇宙論大全」(ジョン・D・バロウ)

海は~♪広いな~♪大きいな~~♪ かもめ~は飛ぶし~♪なんちゃらかんちゃら~♪ みたいな唱歌があったと思うのだけれど、 あののびのびとしたメロディラインは、 海の広さというものをうまく表していて、よくできた歌だと思う。 海は、広い。 では、宇宙は?? 直感的に答えれば、「広い」。 でもなぜ広いって言えるの?? 自分の部屋と比べて?ネコの額と比べて? そういわれると、広いとかデカいというのは、相対的 […]

宇宙最古の星

先日、オーストラリアの天文学者によって発見が発表された、 今から136億年前に誕生したとされる、「宇宙最古の星」。 このニュースから考えられる、いくつかの興味深い点をまとめてみた。 ・とにかく「古い」ということ 最近の学説では、宇宙の年齢は138億歳ほどだと言われている。 さまざまな観測結果等により、この数値の精度はかなり高まってきているので、 今回発見された恒星の136億歳というのは、その古さに […]

「宇宙が始まる前には何があったのか?」(ローレンス・クラウス)

科学の新刊は、女房を質に入れてでも買え、というのが僕の信条。 (女房は、いないですが) それだけ期待して買ったのだが、ちょっとがっかりな結果に。 全体の7割は、今までの宇宙論についてのまとめ。 かなりシンプルにまとめすぎているため、分かりづらい箇所もある。 残りの3割で、いよいよ著者のオリジナリティが披露されるわけだが、 神学だの宗教だの、、という話を持ち出して中途半端に終わるという、 サイエンス […]

新ブラックホール

今月、あのスティーブン・ホーキングが、 「これまで想定されていたようなブラックホールは存在しない」 という新説を発表したようだ。 そもそもブラックホールというのは、アインシュタインの方程式を解いたときの「解」の1つであって、 決して観測で見つかったものではない。 そのような、存在が予測されるブラックホールというものに対して、 当のホーキングをはじめ、様々な学者がその姿に対する学説を発表し、 一部の […]

彗星探査機ロゼッタ

2004年に打ち上げられ、2011年に一旦スリープモードになった彗星探査機「ロゼッタ」が、 次の任務に向けて再起動されることになったらしい。 次の任務とは、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に接近し、 実験機を投下するなどし、彗星の詳細を調査することだ。 彗星については、いろいろ謎な部分も多い。 一説では、彗星が過去の地球に、生命の源となった有機物を運んできたのでは、とも言われている。 個人的には、火 […]

太陽のポールシフトのこと

もう去年の2月か。 このブログで、太陽の極反転(ポールシフト)がスムーズにいっていないことを書いた。 その後どうなったのかについて、続報を目にしていなかったが、 ついこないだ(年末ギリギリ)、英国のインディペンデントのWebで、 ポールシフトは無事完了したとの記事を見つけた。 ただ記事によれば、ポールシフトが生じた割には、太陽活動が弱く、 これから地球は寒冷化に向かう可能性もある、とのこと。 実際 […]

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