その他美術館

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「初期浮世絵展ー版の力・筆の力ー」(千葉市美術館)

評判の良い美術展だということは知っていたのだけれど、 なにせ千葉は遠い・・・。 東京の隣の県とはいっても、横浜や大宮に行くのとはわけが違う。 でも後悔はしたくなかったので、電車に揺られること1時間半。 千葉駅で降りてみたが、 日曜の午後だというのに、なぜこんなに人がいないんだ!というぐらい閑散としている。 都心ではまず席を確保できないスタバも余裕で座れたし、 しかも隣のカップルが、「今日のスタバ、 […]

「シカゴ ウェストンコレクション 肉筆浮世絵」(@上野の森美術館)

同じく人物や風俗を描いた浮世絵であっても、 肉筆と版画では、受ける印象はまるで違う。 肉筆ならではの緻密さや、色彩の美しさを十分堪能できた。 蹄斎北馬「桜の墨堤図」。 北馬の作品は今まで何度となく見てきたものの、正直それほど印象的ではなかったのだが、 今回はその構図の妙と「白」の鮮やかさのインパクトが大きかった。 春の霞がかったような遠景に対し、手前の人物に色を集中させるというコントラストの付け方 […]

「マルク・シャガール ― 版画の奇跡 無限大の色彩」(@目黒区美術館)

義太夫の稽古を終え、永田町から目黒へ。 南北線というのは、何度乗っても、不思議な違和感がある。 目黒に降りたのは久しぶりだ。 会社経営時代、仕事でよく来ていたこともあり、正直あまり良い思い出はない。 でも今日みたいな快晴の日に、権之助坂をブラブラと歩いてみると、 平日と違って若い人も多く、なかなか楽しい雰囲気だ。 坂を下りきって、目黒川を渡ってすぐ右折、そのまま川沿いの遊歩道を200mほど歩き、 […]

「藤田 嗣治展」(@山王美術館)

  JR難波駅から直結する、ホテルモントレ グラスミア大阪22Fにある山王美術館。 存在すら知らなかったのだが、行ってみると、 キレイなホテルの中のひっそりとした、 小さく控えめな美術館である。 藤田嗣治の展覧会に足を運ぶのは今年2回目、 展示作品が異なるので当たり前ではあるが、 前回とはまた違った感覚に浸ることができた。 今回、一番惹かれたのは、「花」という絵。 和洋折衷、などと言って […]

「大絵金展 極彩の闇」(@高知県立美術館)

高知まで足を運んだ甲斐があったというものだ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 絵金の存在自体は知っていた。 しかしながら、これは東西における文化的競争意識なのだろうか、 東京で生活をしていると、絵金の作品に触れる機会は、ほとんどない。 だから僕はしばらくその存在を忘れていた。 今回、高知へ行った際、たまたま美術館の横を車で通りすぎたとき、 「大絵金展」の看板が目に入った。 もしもこの看板が目 […]

福島県立美術館

美術館図書館前駅を降り、イチョウ並木をくぐり抜ける。 足元には、橙色をした銀杏がびっしりと連なり、 都会では嗅いだことのないような、上品な香りを漂わせている。 ピークは終わったけれども、まだかすかに紅葉を残す信夫山をバックに、 背の低い美術館のフォルムが眼に入ってきた。 美術館を訪問する楽しみは、 ソフト面は勿論だけれども、ハード面、つまり外観や内装といった、建築そのものにも存在している。 この美 […]

「大エルミタージュ美術館展」(@国立新美術館)

行こう、行こうと思いながら、結局開催終了前日。 しかも3連休の2日目、空は晴れ渡りすぎて、混まないはずはない、という日になってしまった。 ただ自分は、一から順に並んで鑑賞するタイプではないので、混んでいようといまいと、実はあまり関係がない。 それに、混雑の中に割り込んでいくというずうずうしさも、多少ながら備えている。 (それにしてもいつも思うのだが、絵を離れて見ている人たちは、一体何を見ているのだ […]

「歌川国芳展」(@太田記念美術館)

歌麿・広重といった正統な(?)浮世絵に飽きたら、北斎の天才にどっぷり浸かるか、国芳の奇才を堪能するしか道はない。 前者にハマるにはまだ早い。ならば、後者。 国芳の魅力は、敢えて陳腐な言葉で語れば、オシャレで、ポップなところ。 しかし浮世絵とは本来そうあるべきで、「憂き世」を真面目に描いたところで救いがない。 世知辛い人生を、持ち前のアイデアとユーモアで切り抜けてみせるのが、国芳流。 一枚一枚の絵の […]

「生誕100年 岡本太郎展」(@東京国立近代美術館)

肖像画の時代をピークに、西洋画では「顔」(表情)の地位が下がってしまったような気がする。 印象派にとっては、「どんな表情か」というよりも、「どのように見えるか」が重要だったし、 ピカソにしても例外ではない。 それに真っ向から対応したのが、岡本太郎だったろう。 彼の作品には、ほぼ例外なく「顔」がある。 ぱっと見、顔には見えないものでも、目が慣れてくるにつれて、目が見え口が見え、そこに表情が浮かび上が […]

「~特別展 円山応挙 ー 空間の創造風景~」(@三井記念美術館)

基本的には常に忙しいつもりなんだけれど、ここのところは、ヒドイ。 仕事があるのは嬉しいのだが、引越しやらなんやらも重なってしまい、このサイトを更新するのもロクにできていない。 美術館に行ったのも、随分久しぶりだ。 たまには良いものをinputしなければ、良いoutputはできない。 余裕の枯渇している今だからこそ、敢えて原点回帰で日本画を、、ということで円山応挙展へ足を運んだ。 目当ては、「松に孔 […]