天文・宇宙

2/8ページ

星はデネブ

デネブといえば白鳥座のアルファ星、 アルタイルやベガとともに「夏の大三角」を作る、一等星のひとつである。 ちなみにデネブは、全天21ある一等星のうちで暗い方から数えて2番目ではあるが、 地球からの距離が、他の一等星と比べてズバ抜けて遠い(約1,500光年)ため、 絶対等級でいえば、逆にズバ抜けて明るい星だということになる。 (全く関係ない話だが、「いっとうせい」を変換しようとすると、 まず「一党制 […]

パーセクについて

聞いたことのない人もいるかもしれないけれど、 天文学でのみ用いられる「長さ」の単位に、 「パーセク」というのがある。 同じく長さを表す「光年」(光が1年間で進む距離)と比べてみると、 1パーセク=約3.26光年 となる。 ちょっと待った、10進法でも12進法でもないし、 なんでこんな半端な単位を作ったのだろう、 そんなに変わらないのなら「光年」だけで十分じゃないか、 と思う人もいるはずで、もっとも […]

「宇宙の統一理論を求めて」(風間 洋一)

  物理の入門書の多くは、 古典力学から相対性理論、量子論を経て、 現代の最前線の物理学への道筋を辿るという構成が多い。 この本もその例に漏れず、 コペルニクスによる近代科学の幕開けから始まり、ガリレオ、ケプラーを経てニュートンへ至る、 古典力学の王道について語り、 熱力学、マックスウェルの電磁方程式から アインシュタインへというお馴染みのルートを辿ったあと、 量子力学へと展開し、素粒子 […]

「泰階(太階)」の正体

少し前に書いた、「泰階(太階)」についての記事、 「諸橋大漢和」を手に入れたらもう一度調査し直そう、としていたのだけれど、 念願かなって、この世界最大の漢和辞典を手に入れたので、 早速、調査を再開してみた。 「泰」の字を調べると、「泰階」については前回紹介したとおりの説明なのだが、 その隣に「泰階六符」という語があり、「漢書」の注として、 泰階、三台也、毎台二星、凡六星 という例文が挙げてある。 […]

「宇宙はどのような時空でできているのか」(郡 和範)

  この本の特徴は、数式を多く載せていること。 科学の本に数式が書かれているなんて、 当たり前じゃないか、と思われる人もいるかもしれないが、 試しに本屋で、一般向けの科学本を手に取ってみてほしい。 そこには数式がほとんど見いだせないばかりか、 ひとつの数式すら見られない、というのもざらである。 科学関連の本において、数式がひとつ載るごとに、 売上が~%下がる、という話をどこかで聞いたこと […]

七夕あれこれ

・天文シミュレータソフト「ステラナビゲータ」。 なかなか買うタイミングがなかったのだけれど、 今年に入ってやって手に入れた。 年代と場所を指定することで星空を再現したり、 惑星や恒星まで疑似移動してみたり、 太陽系を外から眺めてみたり、 およそ天文に関することであれば、何でもできるといっても過言ではない。 都会に住んでいると、星空なんて見ることができないけれど、 七夕の夜ぐらいは・・・とというとき […]

泰階(太階)について

「泰階(太階)」という名の星について調べていたところ、 個人の方のブログに行き着いた。 ありがたいことに、「諸橋大漢和」の説明を引用してくださっている。 「星の名。上・中・下の三階に分れ、 毎階各二星、上階の上星を天子、下星を女主、 中階の上星を諸侯三候、下星を卿大夫、 下階の上星を元士、庶人に象る。 此の星が平かなれば五穀豊饒、天下泰平であるといふ」 六つの星からなる、という点で、 まず思い浮か […]

「星は周る」(野尻 抱影)

  最近発刊された、平凡社のSTANDARD BOOKS。 本屋の店頭で野尻抱影の名前を見つけて、 懐かしくて衝動買いをしてしまった。 野尻抱影を知らない人でも、 大佛次郎の兄であり、plutoを「冥王星」と訳した人、 と言えば通じるだろうか。 何といっても、天文学にロマンチシズムを注入して、 「愛でる学問」と呼ぶべきものに昇華させたのが、 彼の功績だった。 そのエッセイのひとつひとつは […]

「五○億年の孤独 宇宙に生命を探す天文学者たち」(リー・ビリングズ)

  ある時期から、太陽系外の地球型惑星を探す、 というのがブームになっているわけだけれど、 その裏側にある様々な問題点や、 学者たちの活躍・奔走ぶりなどを、 エッセイ風に描いた本。 ただ僕としては、ここでも何度か書いているように、 「もうひとつの地球探し」には、あまり価値を感じられず、 地球以外の天体で生命が見つかり、 万が一それが知的生命体だったとしても、 「だからどうした?」ぐらいの […]

「宇宙創生に挑むパイオニア」(NHK取材班)

  ホーキング、ビレンキン、ワインバーグ、佐藤勝彦、ダイソンといった、 宇宙物理学の”スター”たちの、各理論の簡単な紹介と、貴重なインタビューで構成されている。 今からもう25年も前の本で、登場する人物の幾人かは他界したけれども、 その内容は不思議なほど古びていない。 つまり、細かな修正は加えられてきたものの、 当時の理論がまだ生き永らえているということだ。 その後、記憶に新しいところで […]

1 2 8