天文・宇宙

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「天変の解読者たち」(作花 一志)

  「古天文学」と呼ぶらしいが、 古代や中世の歴史出来事を、当時の天文状況と照らし合わせてみると、 なかなか興味深い発見がある。 そういう意味で、この本の目の付け所はすごく好きなのだが、 「アマテラス」=「卑弥呼」としたり、 年代が合わないものを、歴史を書いた側の記憶違いということにしたり、 ちょっと強引な部分も多いかな、という感想だ。 ただ、想像していたよりは「まともな」内容だったので […]

ホログラフィック宇宙論

この宇宙の根源をなす「4つの力」のうち、 重力だけが、統一できる理論が未だに発見されないというのは、 科学がまだそのレベルに追いついていないせいなのか、 それとも、重力は残りの3つの力とは異質なのであり、 そもそも統一できるはずのないものなのか。 アインシュタインが「一般相対性理論」にて、 重力とは時空の歪みであると論じたことは、 すなわち、重力とは通常の「力」ではないということであり、 やはり統 […]

暗い地球と青い火星

我々の感覚というものは、錯覚を起こすようにできている。 感覚器官から入ってきた情報を処理する脳に、 あらかじめバイアスがかかっているためである。 しかも、我々が直接知覚したものではなく、 他人の手の入った何らかの媒体によって情報を得るような場合、 我々の脳を騙すのは、いとも容易になる。 例えば、この写真。 気象庁のホームページに載せられている、 最近、衛星「ひまわり」が撮影した地球の画像である。 […]

惑星配列は地震の原因となり得るか

最近、どこかの本か雑誌で、 「2011年の東日本大震災のとき、惑星が特殊な配列をしていた。 過去の大地震についても調べてみると、惑星が特殊な配列をしており、 惑星の重力が原因で、地球上の地震が起きているに違いない。」 というような内容を目にした。 そういえば、1999年のノストラなんちゃらのときも、 惑星が十字に並ぶので、その影響で地球に災害が起こるのでは?とか言われていたような。 ヒマなので強烈 […]

宇宙ミュージアム「TENQ」

  まぁ確かに、床に掘られた円形のスクリーンを覗き込むタイプのプラネタリウムもどきとか、 技術を駆使した3D映像とか、 アイデアやプレゼンテーションは良いのだけれど、 如何せん、内容がない・・・。 うわぁキレイ!とか、映像がすごい!とかで、1800円はなキツイな。 ゲストの大多数だった、若いカップルとか親子連れにはいいのかもしれないけれど、 宇宙好きの40のおっさんがひとりで観た感想とし […]

SPACE FOOD

こないだ科博にいったときに、つい買ってしまった。 人気No.1のたこ焼きと、No.2のバニラアイス。 これ以外にも、ピラフとかカレーとかケーキとか杏仁豆腐とか、 宇宙の食事は、少なくとも学校給食よりは楽しいんではないかと思わせるラインナップ。 中身は、こんな感じ。 バニラアイスの方は、確かにバニラ味のお菓子には違いないけれど、 アイスじゃないよね、当たり前だけど。 粉っぽくて、パサパサしてる。 宇 […]

「史的に見たる科学的宇宙観の変遷」(アーレニウス)

  われわれ人類が、どのように星や宇宙を眺めてきたかを、 膨大な知識と鋭い観察眼で記した名著。 しかも訳者は寺田寅彦。 古本屋でしか手に入らないのが惜しい本である。 最後の方に、著者自身による宇宙観が部分的に語られるのだが、 生命は宇宙から来たとする、「パンスペルミア説」の立場をとっていることが、非常に興味深い。 いまとなっては割とメジャーな説となった、 全球凍結の後に生命の大爆発が起こ […]

宇宙レベルの知性

文明の発達を、エネルギーの利用という観点から眺めると、 次のようになるのではないだろうか。 ————————– 第一段階:狩猟・採集の時代 ヒトは他の動物たちと同様、食物連鎖の真っただ中にいて、 自然のエネルギーをそのまま享受・消費していた。 第二段階:農耕・牧畜の時代 効率よく生き延びるた […]

「スリランカの赤い雨」(松井 孝典)

  以前、松井先生の地球の形成についての本を読んだときに、 感動した記憶がある。 あの論の中でメインだったのは、 太古の地球に降り注ぐ隕石に含まれていた水分が海を形作ったのであり、 その量が、現在の海の水量と計算上ほぼ一致する、というもの。 地球は「宇宙に向けて開かれた系」として扱わなければならない、 という考え方は、 第一線の惑星科学者の発言として強烈な説得力があった。 一方、この本で […]

七夕についてのメモ

今夜は七夕。 去年の今頃はパリにいたので、七夕のことなど考えもしなかったけれども、 今年はちょっと考えてみる。 七夕については、僕の中で素朴な疑問があって、 それは、なぜ多くの日本人は、七夕のペアのことを、 「おりひめ」と「ひこぼし」と呼ぶのか、ということ。 一方は名称までも擬人化されており(織り姫)、 一方は星の名前のまま(彦星)というのが、不思議でならないのだ。 例えば、「ひめぼし」と「ひこぼ […]

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