日本画

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「天下を治めた絵師 狩野元信」(@サントリー美術館)

ミッドタウンなんて、いまやサントリー美術館ぐらいしか行かないから、 えらく久しぶりだなと思って、このブログで調べてみたら、 最後に行ったのは2年半も前か・・・。 連休の中日とはいえ、ミッドタウンも昔ほど混雑はしていないだろうと思ったら、 混んでないどころか、ガラガラの閑古鳥状態。 地方都市の百貨店か?と目を疑いたくなるほどの空きっぷりで、 客よりもインフォメーションのお姉さんの方が多いのでは、とい […]

「生誕300年記念 若冲展」(@東京都美術館)

チケットを買うのに15分、入場するのに1時間、 午後もやや遅めの時間だったので、思ったほどは待たされなかった。 とはいえ、通常の美術展よりはだいぶ混んでいることは間違いない。 本を片手に列で待ちながら、 なぜ若冲はこれほどまでに人気なのかを、あれこれと考えた。 ・・・・・・ ・・・・・ と、考え始めたのではあったが、何やら周囲が騒々しい。 そう、僕の周りおばちゃんの集団が。 四列になって待たされて […]

「若冲と蕪村」(@サントリー美術館)

光琳が没した1716年に生まれた二人の絵師、若冲と蕪村。 それぞれの作品は、いろいろと見てきたが、 今回のようにひとつの企画展として比較をしてみると、 二人の絵に対する正反対のアプローチがあらためて分かり、興味深い。 「花鳥風月」という言葉がある。 美術はもちろん、文学、芸能など、 日本文化のあらゆるジャンルの題材の総称であるが、 若冲と蕪村の違いは、端的にいえば、「花鳥風月」との向き合い方の違い […]

「十八世紀の江戸絵画」(@板橋区立美術館)

板橋区立美術館のある、赤塚城址付近は梅の名所で、 この日もすでに八分ぐらい、 だいたい花というと桜、というのが日本的であるかのように勘違いされているけれど、 僕は断然、梅派。 桜のような「うるささ」がなく、小さい花をしっとりと上品に付けている姿は、 何ともいじらしい。 そこまで書くなら写真の一枚ぐらい載せればという話だが、 何とスマホを忘れるという失態で、 しかもこの後に観た展覧会が撮影自由だった […]

日本国宝展(@東京国立博物館)

三連休中だったので、ある程度混むことは覚悟していたけれども、 まさかの90分待ち。 幸い、天候が良い日だったので、 スカイツリーでも眺めながらのんびりと待つことに。 金印や玉虫厨子をはじめ、 歴史の教科書に載っているような遺物が多く展示されているので、 この混雑も当然と言えば当然なのだろう。 館内に入り、最初の展示は「仏足石」。 古代歌謡が専攻だった自分は、「仏足石歌」というものには馴染んでいたの […]

「探幽3兄弟展 ~狩野探幽・尚信・安信~」(@板橋区立美術館)

前から行こうとは思っていたのだけれど、 この美術館のアクセスの悪さに一歩が踏み出せず、 結局、(いつものごとく)展示期間ギリギリになってしまった。 往路は電車でのアクセスの良さを重視して、 新宿三丁目で副都心線に乗り、小竹向原で有楽町線に乗り換え、地下鉄成増で降りる、というルート。 急行に乗れたので、三丁目から小竹まで、なんと二駅。 随分便利になったものである。 地下鉄成増を降りると、新宿よりも確 […]

「藤田 嗣治展」(@山王美術館)

  JR難波駅から直結する、ホテルモントレ グラスミア大阪22Fにある山王美術館。 存在すら知らなかったのだが、行ってみると、 キレイなホテルの中のひっそりとした、 小さく控えめな美術館である。 藤田嗣治の展覧会に足を運ぶのは今年2回目、 展示作品が異なるので当たり前ではあるが、 前回とはまた違った感覚に浸ることができた。 今回、一番惹かれたのは、「花」という絵。 和洋折衷、などと言って […]

「レオナール・フジタ展」(@Bunkamura ザ・ミュージアム)

ポーラ美術館は遠いので、レオナール・フジタの絵をまとめて観る機会がなく、 今回、やっと念願が叶った形だ。 フジタの年譜を見ると、そのアクティブさにあらためて驚く。 今よりも世界がずっと広かった時代、日本とフランスの行き来だけではなく、 北米や中南米、それと中国など、公私に渡り、世界中を飛び回っていた中で、 これだけの創作活動が出来たということに、まず感服する。 そして、東京在住時代の、彼のアトリエ […]

「生誕250周年 谷文晁」(@サントリー美術館)

江戸時代という、我が国の文化にとっての、まさに奇跡的な時代においては、 絵師という職業ひとつをとっても、その優劣を論ずることは、容易なことではない。 ならば開き直って、好き嫌いで語るしかあるまい。 とはいっても、これがまた、好きな絵師を挙げるだけでも、十人は下らないという状況だ。 視点を変えよう。 琳派や若冲、北斎らには、見るものを引き付けるエネルギーがある。 応挙だって広重だって、蕭白だってそう […]

「ファインバーグ・コレクション展 江戸絵画の軌跡」(@江戸東京博物館)

絵画の多様性というものを、極めて単純化して考えれば、 それは、「何を描くか」「どのように描くか」ということに行き当たる。 江戸時代は、長いと言われるけれども、たかが250年間。 音楽や絵画といった、保守的な芸術にとっては決して長い時間ではなく、 さきほど挙げた2つのベクトルのうち、「何を描くか」については、 250年の間に際立った変化は見られない。 しかしながら、2つめのベクトルについては、 まさ […]