科学一般

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「物理学と神」(池内 了)

科学の諸法則を突き詰めれば、最後はいくつかの定数の壁にぶち当る。 それらの定数には、「なぜ?」という、おそらく文明の進歩を促進させたであろう「お決まりのフレーズ」はもはや通用しない。 だからそれらの定数は、神が決定したと言うしか、いまのところ説明の仕様がない。 ただ僕個人の考えとしては、別に神が敢えてこのように宇宙をデザインしたわけではなく、 いろんなタイプの宇宙が出来ては消え(あるいはそのうちの […]

「なんにもない 無の物理学」(フランク・クロース)

原題は、「The Void」。 「void」という語は、虚無を表すのにぴったりな語感だと思うのだが、 それを活かさずに、回りくどい邦題を付けてしまったのは、ちょっと残念か。 それはさておき、古代ギリシャから始まった「真空」に対する認識が、どのように変遷し、そして最新の科学ではどのように理解されているのか・・・というのがこの本の主旨。 真空を理解するにはエーテルに言及することは避けて通れず、エーテル […]

共喰い

最近の「ナショジオ」の記事から抜粋。 シデムシの幼虫は、両親が地中に埋めたネズミの死骸をエサとする場合が多く、母親が口移しで死肉を幼虫に与える。 「子どもたちは母親に必死でエサをせがむ。だが途中でエサがなくなると、母親は給餌が済んでいないお腹を空かせた子どもたちを食べてしまう」と、『A Natural History of Families(家族の自然史)』の著者であるカナダ、ウィニペグ大学の生物 […]

「まだ科学で解けない13の謎」(マイケル・ブルックス)

僕を含めた、科学が専門でない人間にとっては、 「選ばれた事象しか知らされない」というジレンマがある。 すなわち、幾多の実験・学説の中から、「まぁこれが、正解だろう」と言われるものだけが、”真実第一候補”として提示されるわけだ。 しかし、その”真実第一候補”の陰で切り捨てられていった、その他大勢の観測結果や学説の中にも、”第二候補”とまではいかないまでも、かなり興味深いモノが潜んでいることが多い。 […]

「『科学の謎』未解決ファイル」(日本博学倶楽部)

たまには、こういうライトな本も。 タイトルからするとどうも胡散臭いカンジだが、中身は割とまともだった。 量子科学・天体物理学・生物学・進化学などにおける「まだ正解が得られていない」テーマについて紹介するもので、 これらに無理やりに結論を与えようとすると、極めて難解な書物になるかトンデモ科学本になるか、どちらかである。 しかしこの本では、諸テーマに対して推論レベルでさえも結論を与えず、サラッと紹介す […]

「『理科』で歴史を読みなおす」(伊達宗行)

モノを知ることの楽しみには、大きく分けて2つある。 1つは、物事の知識を深め、そのことについてより多くを知り得たとき。 そしてもう1つは、今まで無関係に見えた事柄が、実はつながっていたというのを知ったとき。 これは、友人との間に、共通の知人がいることを初めて知ったときの驚きに似ている。 この2つを「ほどほどに」「バランス良く」楽しませてくれるのが、この本だ。 「歴史」というのは文字で書かれているこ […]

「怪しい科学の見抜きかた」(ロバート・アーリック)

「ゲイは遺伝か?」「ニセ薬で病気は治せるか?」 といった、科学というよりも迷信に近いテーマを 8つ挙げて、 先入観なしに、著者曰く「公平な視点で」その真偽のほどを 検証してみようという内容。 正直、あまりどうでもよいテーマも多かったのだけれども、 第6章「地球温暖化は本当に心配すべきなのか」における、 「地球が温暖化するのが仮に事実だとしても、 温暖化によるメリットはないのか? あるとすれば、それ […]

「ガリレオの指」(ピーター・アトキンス)

この本に出会ったのは、まだサラリーマン時代の、5~6年前のこと。 科学の楽しさ、美しさを、ここまで興味深く書いた本には、 同ジャンルの本をそこそこ読んでいるつもりの自分でも、未だ出会っていない。 副題は「現代科学を動かす10大理論」。 1.進化 2.DNA 3.エネルギー 4.エントロピー 5.原子 6.対称性 7.量子 8.宇宙論 9.時空 10.算術 ちょっとでも理科が好きな人なら、この題目を […]

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