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「恐竜博物図鑑」(ヘーゼル・リチャードソン)

図鑑なんていうものは、何冊もいらない。 特に恐竜のような、半ば想像に頼らざるを得ないようなものが相手だと、”良識的な”図鑑が1冊あれば十分だ。 数多ある同類の書籍の中でも、この恐竜図鑑は、抜きん出て素晴らしい。 ボリュームはむしろ少ない方だが、他の多くの図鑑類が、どちらかといえば「絵本」に近いのに比べ、 この『恐竜博物図鑑』は大人でも普通に読めるように(いや、むしろ大人向け)、一体一体に学術的な解 […]

「ガリレオの指」(ピーター・アトキンス)

この本に出会ったのは、まだサラリーマン時代の、5~6年前のこと。 科学の楽しさ、美しさを、ここまで興味深く書いた本には、 同ジャンルの本をそこそこ読んでいるつもりの自分でも、未だ出会っていない。 副題は「現代科学を動かす10大理論」。 1.進化 2.DNA 3.エネルギー 4.エントロピー 5.原子 6.対称性 7.量子 8.宇宙論 9.時空 10.算術 ちょっとでも理科が好きな人なら、この題目を […]

映画「4分間のピアニスト」

ドイツが生んだ最高のピアニストの一人、 ウィルヘルム・バックハウスの最後の録音が残っている。 死の1週間前、85歳の演奏。 まるで1ラウンドから打たれ続けたボクサーのように、 コンサートの途中で、ドクターストップがかかる。 プログラムの残りの、ベートーヴェンのソナタを弾くのは、 とても無理だ。 しかしマエストロはそこで終わりはしなかった。 残された力を振り絞って、 彼の最後の録音を残すのである。 […]

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